GoogleがDaydream向けの6DoFコントローラー開発キットの出荷を開始したようで、その開封動画が公開されています。
6DoFコントローラー開発キットは、GoogleがLenovoのMirage Soloで6DoF(6自由度、自身の移動を含めたポジショントラッキングが可能)を使ったアプリを開発できるよう、米国の開発者向けに配布しているものです。
2018年はいくつかのスタンドアロンヘッドセットが登場しましたが、LenovoのMirage Soloもそんなスタンドアロンヘッドセットの1つです。GoogleのVRプラットフォームDaydream向けのヘッドセットで、6DoFに対応しているのが特徴でした。
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しかし6DoFに対応しているとはいえ、コントローラー自体は、スマートフォンを組み込むDaydream Viewと同じ3DoF(3自由度、回転のみで、前後移動などは非対応)のもの。HTC ViveやOculus Riftなど、6DoFコントローラーが利用可能なVRヘッドセットと比べると、見劣りする部分でした。
配布されている開発キットは、フェイスプレートと6DoFコントローラーの組み合わせ。フェイスプレートをMirage Soloに被せ、ケーブルで接続して使います。プレートの表面にあるLEDをコントローラーが読み取り、位置を割り出す仕組みです。
開発キットが登場しているということは、今後、これを組み込んだヘッドセットもリリースされるものと考えられます。
いま一つ存在感の薄いDaydreamですが、6DoFコントローラーに対応したアプリが増えれば、より手軽に没入感の増したVR体験が可能になり、また盛り返してくるかもしれません。
Look what just came in the mail!#Daydream#MirageSolo#6DOF#GoogleVRpic.twitter.com/D5ypazIQ8z
— Alex Coulombe (@iBrews) 2018年12月12日