ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、PlayStation VR用の動画視聴アプリ『シアタールームVR』をアップデートして「宇宙空間モード」ほか新機能を追加しました。
また宇宙空間モードの実装にあわせて?なのか、『機動戦士ガンダム』シリーズから最新作『機動戦士ガンダムNT』冒頭23分を含む、新旧10作品を有料・無料で配信します。
ちょうど一年ほど前にβテストを開始したシアタールームVRは、仮想シアターの仮想大スクリーンで映像を視聴するアプリ。
今回のアップデートでは仮想シアタールームが本格的な映画館に近づき、照明の色や明るさを調整できるようになったほか、自分のシート位置を前後2段階・中央か左右寄りかで6ポジションから選べるようになりました。
VR動画視聴アプリで画面の大きさ選択はあって当然の機能ですが、シアタールームVRではわざわざ左右どちらかに寄った位置や客席を見渡す距離に設定できるのが面白いところです。
今回のアップデートからは薄暗い仮想映画館のシートにさりげなくキャラクターが座っており、さりげなくリアクションを見せるようになりました。
大きなアップデート点の「宇宙空間モード」は、姿勢にかかわらず正面にスクリーンを配置できる機能。
通常のシアターでは上を向くと天井が見えてしまいますが、宇宙空間モードでは□ボタンを押したとき向いている方向を正面としてスクリーンを再配置・固定できます。
要はVR版NetflixアプリのVoid Theaterのようなもの。ただし宇宙空間モードではスクリーン外が真っ黒ではなく宇宙っぽい背景です。
配信が始まったガンダムシリーズは以下。
新作『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』の冒頭23分が無料で観られるほかは、機動戦士ガンダムUC全7話、Twilight AXIS先行配信、昭和の劇場版『逆襲のシャア』それぞれレンタルで400円〜540円です。
ソニーの動画配信サービスにはPS Videoもありますが、シアタールームVRはそちらと完全に独立。シアタールームVRのアプリ内課金としてレンタル購入し、アプリ内でだけ観られる仕組みです。