FDA approves app-connected digital inhaler
アメリカ食品医薬品局(FDA)が、センサーを内蔵しモバイル機器と接続する吸入器「ProAir Digihaler」を承認しました。開発したのは、イスラエルに本社を置く医療・医薬品メーカーTeva社。米国内の限られた地域で2019年に早期体験プログラムを実施し、2020年に一般販売を開始する予定です。

吸入器(ネプライザー)は喘息の治療などで用いられる機器ですが、ProAir Digihalerは、吸入頻度や吸気量を測定し、Bluetooth接続したスマートフォンのアプリで記録。患者自身が自分の使用傾向を把握したり、必要なら医者と情報の共有が可能です。

米非営利団体 Allergy and Asthma Network(アレルギー&喘息ネットワーク)のCEO、Tonya Winders氏によると、米国には2500万人の喘息患者がおり、その多くが治療の一環として吸入器を利用しているとのこと。しかし、多くの患者が吸入器を正しく利用していないか、頻繁に吸入しすぎているといい、ProAir Digihalerのようなツールを使うことで、医師が患者の状態や病気の管理をするにも役立つだろうと話しています。

この手のモバイルと医療機器の連携といえば、最近ではApple Watch 4の心電図が記憶に新しいところです。常に身近にあり、体の状態をリアルタイムに取得できるウェアラブルデバイスは医療機器の親和性がとても高いと考えられますが、安全性や正確性が求められるものでもあるので、許認可が厳しかったり、時間がかかったりしてしまいます。

単に規制を緩めればいいという問題ではないのが悩ましいですが、それでも、こういった機器はもっと増えて欲しいところです。