ポケモンGOやIngressの開発・運営元ナイアンティックが、開発者コンテスト Beyond Reality の開催を発表しました。

ナイアンティックの Niantic Real World Platform を使ったARアプリを作ることで、総額100万ドル以上のプライズや、ナイアンティックのエンジニアからの開発協力、そして2019年夏にサンフランシスコで開催予定のイベントでプロトタイプを披露するチャンスが得られます。


Nianticは、Google EarthやGoogleマップを手掛けたジョン・ハンケが2010年にGoogleの社内スタートアップとして創業した企業。2015年にはスピンオフして独立企業になりました。2018年時点の評価額は39億ドル(約4450億円)とも。

提供するプロダクトは、Netflix配信のアニメ化もされたIngress (イングレス)や、現在も世界中に莫大なプレーヤー層を抱え収益を上げ続けるポケモンGO、まもなく開始予定のハリーポッターARゲーム『Harry Potter: Wizards Unite』など。(第一作は、特にゲーム要素はない観光・地域情報案内アプリField Trip)

こうした位置情報とAR(拡張現実)を組み合わせたアプリは、独自の基盤技術 Niantic Real World Platform の上で実現しています。

ポケモンGOのナイアンティック、仮想と現実をつなぐOS「リアルワールドプラットフォーム」発表(2018年6月)

ナイアンティックは来るべきAR時代に向け、先端技術スタートアップの買収などこのリアルワールドプラットフォームの拡張を続けると同時に、サードパーティーに対して参入を促しています。

今回のBeyond Realityコンテストも、このNiantic Real World Platformの周知と参入を図る動きの一環です。

Beyond Realityコンテストの概要は、

・Nianticリアルワールドプラットフォームを活用したARアプリを募集

主にゲームを想定するが、ゲーム要素を取り入れた教育やソーシャル、ショッピングなど、広義のゲームでも構わない。

・第一フェイズの締切は2019年2月17日(米国太平洋時間)

第一フェイズの参加チーム選出段階では、実際に動くプロトタイプは不要。ゲームデザインの概要と、参加メンバーの経験やポートフォリオなどの資料提出で良い。

・5人以上のチームで応募

選ばれた10チームは、ナイアンティックのサポートを得つつ、2018年夏にはプレイアブルデモを開発。このため、応募にあたってはUnityと、Javaでサーバサイドプログラミングができることが条件。


スケジュールは、

2019年2月17日
第一フェイズ応募締め切り(アプリ概要のみ。プロトタイプ不要)

2019年3月20日
書類選考やビデオ面接等を経て10チームを選出。開発フェイズ開始

2019年8月
サンフランシスコのイベントでプレイアブルデモを披露

2019年9月
最終選考結果発表


賞金は、開発フェイズに進んだ10チームにそれぞれ5万ドル、アプリを完成させたチームからナイアンティックの選考により一席30万ドル、二席10万ドル、三席10万ドル。

詳しい参加条件などはコンテストの公式サイトを参照してください。特に成果物の権利(開発者が保持)やライセンス条項など。


Niantic Real World Platformについてはこのあたりも参照。

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