UK Ministry of Defence
英国軍の爆弾処理ロボットが、触覚フィードバック機能を身に着けました。処理に失敗して爆発させてしまったとき、同様の衝撃を罰としてオペレーターに与えるためでは当然なく、爆発物の取り扱いをより繊細に行うことを目的としています。

ドラマなどでよく登場する爆弾処理班ですが、実際のところ(日本の場合)は爆発物に面と向かって作業をするようなことはなく、マジックハンドのような道具を使って爆発物を極低温にして爆発しにくくし、安全な場所で爆発させ処理しています。

しかし、セオリー通りに処理できない爆弾の場合は、やはり人の手による爆薬の切り離しが必要となり、まさに身体を張った作業になることもありえます。

このような場合、ロボットを使った爆弾処理は非常に有効性が高くなります。しかし、ロボットを遠隔操作して爆弾を扱うのは非常に難しく、対象物にきちんと触れている、保持していることがわかる触覚フィードバック機能があるだけで、オペレーターはかなり扱いやすくなったと感じるはずです。

英国軍に納入された4台の新たな爆弾処理ロボットT7は、発注された全数量のごく一部とされて、触覚フィードバック機能に加えてキャタピラ式の足回りであらゆる地形に対応し、さらにHDカメラの映像をオペレーターに届けます。また重量物運搬やアームの器用さなどにも磨きがかけられているとのこと。

T7は英米で8週間にわたる実地試験を行ない、試験とはいえ実際に何度も処理をしてその信頼性を高めています。英国防省爆発物処理部を率いるCol Zac Scott氏は「T7ロボットは爆発物処理オペレーターにこれまでにない機動性と器用さを提供する新技術を搭載します。それは私たちの処理能力を引き上げ、人々の命を救うことになるでしょう」と述べています。

なお、英国防省の爆発物処理部は、5500万ポンド(約77億円)の予算を投じて、さらに52台の処理ロボットを導入する見込みです。