モノ系ライターのナックル末吉です。さて、2018年は筆者のメイン端末であるiPhoneの買い換えサイクルでもなかったので、スマホは購入せず終わるかなと思っていたところに、数か月前に発売されたスマホが急浮上して、気になりだしたと思ったらあっという間に購入してしました。それがHUAWEIの「P20 Lite」です。
地味に2018年のヒット商品
P20 LiteにはP20 ProとP20という兄弟モデルが存在し、中でもLiteは最廉価のエントリーモデルで、末弟という位置づけ。しかし、3万円前後で購入できるスマホとしては、Kirin 659 オクタコアや4GB RAMに加え、FHD+(2280×1080)の解像度をもつ5.84インチ液晶を搭載しているため、ライトユーザーには必要十分なスペック。余程、SNS映えする写真が撮りたいとか、3Dゲームをプレイしない限りは、特にストレスなく動作します。また、狭額縁を採用したシンプルなデザインが多くの層に支持され、低価格も相まって密かに人気の端末となりました。
購入の決め手はデザインと価格
筆者は普段、iPhoneをメイン端末にしているため、余程のことがない限りはAndroid端末の最新モデルを購入する機会がありませんでした。実は、今回もとある用途で使用するために、中古でAndroid端末を探していたくらいです。しかしながら、中古市場の相場をみると、狙っている端末が2万円前後で購入できるものの、中古ということで見た目が良品判定でも、表面からではわからないバッテリーの消耗が気になっていました。そんなところに、ファーフェイの最新端末が3万円弱で買えるという話を耳にして、そのデザインの秀逸さが気に入って購入したのがP20 Liteです。発売からすでに2か月ほど経過していた時期でした。
Androidスマホを新品で購入するほどの「とある用途」とは?
今回、筆者がAndroidスマホを購入しようと計画したのは、とある用途があったからです。筆者はメインのドコモ回線以外に、SIMフリー用にOCNモバイルONEと契約しており、端末レビュー用も含めて3枚ほどSIMカードを運用しています。
ところが、このOCNモバイルONEですが、今夏に「MUSICカウントフリー」というサービスを無料で提供し始めたのです。
どういうサービスかというと、OCNの通信回線(LTE)を利用して、音楽配信サービスで音楽を聴くと通信量を消費しない、つまりギガが減らずに音楽が楽しめちゃうというナイスなサービス。しかも、OCNモバイルONEのユーザーであれば、無料で利用可能という無双っぷり。
対象の音楽サービスはamazon musicやAWA、Spotifyなど日本国内でメジャーなサービスはほとんど網羅しています。ただし、残念ながらApple Musicは非対応なので注意が必要です。
そこで、筆者はこのMUSICカウントフリーを利用するための音楽専用端末をAndoroidスマホで作ろうと思ったワケです。
ポケットの中に数億曲
通話やメール、SNSなどはメイン端末であるドコモ回線のiPhoneでまかない、音楽を聴くことに特化した端末をAndroidでというのが今回のコンセプト。なので、当初は中古端末を物色していたというわけです。
音楽を聴くだけなので、高いスペックは不要。イヤホンジャックとmicroSDカードスロットがあれば十分だと妄想していました。結局、購入したのは前述の通り新品のP20 Liteですが、別の機種でも全く問題ありません。
購入後早速amazon musicとSpotifyをインストールして音楽を楽しむことに。この2つのサービスだけで、被りはあるもののざっと8000万曲を持ち歩けることに。もう1つサービスを契約すれば、曲数は億超え。これは心強い。
しかも、この手の音楽配信サービスは、自分で楽曲を購入するダウンロードサービスと違って、運営やネット上の誰かが作成したプレイリストを再生できるため、普段聴かないような音楽との出会いがあるのもメリットの1つ。
音楽を聴いているだけならギガが全く減らないので、心置きなく聴きまくっています。また、microSDカードスロットも搭載されているので、配信サービスやハイレゾ音源をダウンロードするもヨシ、CDリッピングの楽曲ファイルを転送するもヨシで、自分なりの音楽専用端末に育成するのもいいかもしれません。
結論的には買って正解でした
前述の通り、音楽専用端末としては特にP20 Liteである必要はないのですが、デザインや携行性、所有感という意味で3万円弱の価格は高コスパと言わざるを得ないほどお買い得だったと感じています。正直、外出時に毎回P20 Liteをニギニギしているうちに、音楽専用端末の利便性とかを抜きにしてかわいく思えてしまうほどです。間違いなく購入して正解だったと断言できるスマホとなりました。今では、外出時は必ず持ち歩く携帯音楽プレイヤーと化しました。
難点としては、iPhone Xとほぼ同サイズと手触りのため、ポケットやカバンから取り出すときに盲牌すると、高確率で間違ってしまうことぐらいでしょうか!