ここぞという時にバッチリ決まる SIGMA dp 0 Quattro:ベストバイ2018

一眼レフ、ミラーレス機でできない描写を実現する相互補完の関係

Hirotaka Totsu
Hirotaka Totsu
2018年12月31日, 午後 03:02 in best2018
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SIGMA dp0 Quattro

昨年の「黒川アートサンポ2017」で触って以来、気になっていた dp 0 Quattro。換算21mmの超広角レンズに使いどころがあるのか不安もありましたが、結果的に一眼カメラ以外では最も使用するカメラとなりました。

SIGMA dp0 Quattro

dp0 Quattroの出番が増えたことで逆に出番が無くなってしまったのが、同じSIGMAの「12-24mm F4 DG HSM Art」です。フルサイズ一眼レフに装着すれば12mmから24mmの超広角レンズとして使え、便利ではあったのですが、超広角を使用する機会が少ないこと、レンズ交換の手間、その重量などの問題がありました。

一方 dp0 Quattroは本体重量が500g。12-24mm F4 DG HSM Artレンズ単体(1,150g)よりも軽量です。首から下げておき使いたい時に片手撮影もできるため、取材中に広角域がほしい時にもすぐ使え便利でした。

SIGMA dp0 Quattro

またゼロ・ディストーションとも言われる、歪曲収差がない描写も見逃せません。広角レンズの泣き所は、樽型もしくは糸巻き型の歪みが出てしまうことです。レンズ設計上仕方がないことですし、あえて収差を出した広角レンズの表現もありますが、集合写真や記録写真などで端の人もしっかり写したい、端までキッチリという時にはdp0の出番でした。

SIGMA dp0 Quattro

選んだ理由のもうひとつは、Foveon X3センサーによる描写です。独特の色合いは唯一無二と言っても良い写り映えで、特に赤系統の発色が良く、錆や油染みなどの描写映えする被写体がフォビオン物件と呼ばれるほど。

SIGMA dp0 Quattro

さらにSIGMAは今年のフォトキナで、Lマウントアライアンスに参画し、フルサイズミラーレスカメラを発売することを表明しました。dp Quattroや、sd QuattroのFoveon X3センサーを採用することにはならないと思うので、全く同じものにはならないでしょうが、あの描写がフルサイズ機でも実現できるのかと思うと期待は膨らみます。

SIGMA dp0 Quattro

唯一弱点と言えるのは、フォビオンセンサーの泣き所でもある暗所に弱い点でしょうか。他のカメラならば、レンズにもよりますがまだまだ余裕で撮影できる明るさでもdp0 Quattro ではノイズが多く出たり、シャッタースピードが稼げず手ブレてしまったりするのは残念といえば残念です。

SIGMA dp0 Quattro

しかしこれがdp1 Quattroやdp2 Quattroなど、良く使う画角の機種であったら、暗所に弱い点やバッテリー消費などの問題ももっと大きなデメリットとなったかもしれませんが、dp0 Quattroはここぞという時に使用する局地用途なカメラでしたので、そうしたデメリットはあまり気になりませんでした。

レンズ交換ができないコンパクトデジタルカメラであるからこそ、他のレンズ交換式システム(マイクロフォーサーズ、Nikon、キヤノン)のサブ機としてカメラバッグに入れて取材などで活躍しました。

 
 

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