最近ではLiDARも小型化が進み、その価格も下がってきているとは言え、やはりまだまだ効果な部品で有ることに変わりはありません。Toposensが開発している3Dセンサーシステムは、コウモリの如く超音波を発して、周囲の物体の位置を検知します。超音波を使うことの利点は、まず雨粒や周囲からの照明に影響されないことがあげられます。またレーザーほどのエネルギーを必要としないためロボットや自動運転車だけでなく、様々な機器に応用ができるとのこと。
Toposensは、家電製品の分野でもこの技術を取り込んで応用できる部分があると指摘します。すぐに思い浮かぶだけでも、たとえば少し高度な認識機能をもつ監視カメラであったり、家具にぶつからずに避けて走行するロボット掃除機などは簡単に作れそうで、キッチンから食卓まで自走してくるトレイといった、未来的アイテムも実現するかもしれません。ただ、現時点ではToppsensはまず小さな範囲から始めてその技術に磨きをかけたいとしています。いきなり自動運転車の3D検知デバイスに使って、誤って人をはねてしまうようなことが起こったりしないよう、身近なところでしっかりと技術的な足場固めをしておくのは堅実な選択かもしれません。
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