先日、第一報としてダークテーマのサポートの噂が伝えられた次期Android 「Q」ですが、その初期ビルドが開発者コミュニティサイトにリークされ、検証の結果、実際にダークモード(ダークテーマ)をサポートしているのが確認されました。
開発コミュニティサイト XDA-Developersが初期ビルドを入手し、Pixel 3 XL上で実行。そこから判明した情報を掲載しています。ダークテーマに関してですが、既出のとおりOSとして標準サポートし、表示設定から変更が可能になります。現在のAndroidでも、壁紙に合わせてライトテーマとダークテーマを切り替える設定がありますが、Qのダークモードはそれよりも包括的に、ランチャーの表示や設定画面なども含めて適用されるようです。
ダークテーマの切り替えは、時間による切り替えのほか、常にON、常にOFFが選択できますが、すでにダークテーマをサポートしているYouTubeなどのネイティブアプリが、この設定に追従する(OSのテーマ切り替え時にアプリも自動で変わる)のかは、まだわからないとのこと。
ただ一方で開発者オプションには、ダークテーマをサポートしないアプリについて強制的にダークテーマを適用させる項目も見つかっているため、連携する可能性は高そうです。
そして開発者オプションでは、もう一つ気になる項目として「force desktop mode(デスクトップモードの強制)」も発見されています。
項目だけでは不明点が多いところですが、説明には「force experimental desktop mode on secondary displays(セカンドディスプレイを強制的にデスクトップモードにする)」とあり、この点からはSamsungのDeXやHUAWEIのPCモードのような、いわゆるPC的なマルチウィンドウ表示モードを連想させます。
残念ながら、このデスクトップモードについては動作せず、どういったものかは未確認とのこと。
ほかにもアクセス権限の設定見直しやAlways on Displayに関する変更など、いくつかの機能での変更も行われているようです。
従来通りであれば、Android Qは3月に開発者プレビューが開始され、8月に正式リリースされるはず。Qのコードネームに該当するスイーツが何になるのかも含め、続報を期待したいところです。