Facebook
Facebookが2018年11月に米国で発売したスマートディスプレイのPortal。本社のプライバシー情報取り扱い疑惑が社会問題化している最中、「日常生活にカメラを向ける機器」の販売は好調とはいえませんが、米アマゾンに5つ星レビューを投稿している人もかなりの数が存在します。

そんな5つ星レビューのうち少なくとも3つを、Facebookの従業員が投稿していたことが明らかとなりました。アマゾンはガイドラインで利害関係者(本人や知人、仕事仲間や雇用主の)の製品レビューを禁じており、明確な規約違反となります。米New York Timesの技術コラムニストKevin Roose氏は、5つ星レビュアーの一部がFacebook従業員の名前と一致していることを発見しました。
その顔ぶれは、サプライチェーンとAR / VR製品戦略調達部門トップのTim Chappell氏、イベントマーケティング担当者のJavier Cubria氏、セキュリティエンジニアリングマネージャの Oren Hafif氏の3人です。3人のレビューはすべて「アマゾン購入認証者」のマークがあり、一応はアマゾンで購入した事実は証明されています。

さらにRoose氏は「従業員が自社製品をレビューすることはアマゾンの規約に反している。それに製品がどれだけ売れているかを示す適切な指標にもならない」とツイートしました。

これに対してFacebookのAR/VR担当副社長のAndrew Bosworth氏は、レビューが従業員のものだと認めた上で「会社として調整も指示したこともない。それどころか、従業員にはアマゾンでレビューを投稿しないように積極的に奨励した」と述べて、当該レビューを削除するよう依頼すると返信しています。
具体的なレビュー内容で目を引くのが、Hafif氏の「デバイスは現在、アプリや用途がそう多くない」と保留を付けながらも、時間とともに改善することを望むというもの。その後、実際にYouTubeの閲覧やニュースチャンネル、ゲームが追加されたということで、事実上の予告だったようです。
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Facebookは何千人もの従業員を抱える巨大な企業であり、そのうちの何人かが「アマゾンにレビューを投稿しないように」との指示に気が付かなかったとしても不思議ではありません。とはいえ、今回発見された3人はいずれも社内で重要な役職に就いている人達であり、社会が疑惑の目を向けるのもやむを得ないとも思われます。