またその他には、インターネット版万里の長城(The Great Firewall)によってブロックされたとの可能性も伝えられています。この件についてマイクロソフトは問題を把握しており、有効な対策を探している最中だとReutersに述べています。
マイクロソフトは以前より中国でのビジネスを展開すべく、中国政府と協力する姿勢を維持してきました。そのためFacebookやGoogleがブロックされてからもBingの検索サービスは依然として使い続けることができていました。もし今回のアクセス不能状態が上に述べた原因や何かの手違いでなく恒久的なものだとすれば、何らかの意図的な操作が裏で進行している可能性も考えられます。
なお記事執筆時点では、すでに復旧したとの知らせもある模様。ただしこれは経由する通信回線によって異なる結果になる可能性が否定できないとのこと。
記事執筆時点の状況だけを見れば、中国政府はマイクロソフトが大切に築いてきたその関係を放棄しようとしているようにも思えます。しかしとりあえずは、事態の推移を見守るほかなさそうです。