中国の魅族(Meizu)が、「世界初の穴なし携帯電話」をうたう端末 Zero のクラウドファンディングを始めました。

Meizu Zero は無線充電や感圧仮想ボタン、スクリーン一体型スピーカーなどの技術で、ケーブルやカード等を挿すを端子穴をなくしたスマートフォン。

Indiegogo では1299ドル / 約14万円で、先着100台のみ購入予約(出資)を受け付けています。一台のみ、すぐに手元に届く「パイオニアリング・ユニット」も2999ドル / 約33万円で受け付けていましたが、こちらはすでに売り切れです。


「端子レス」は次のスマホトレンドに? 中国Meizuが端子とスロットをなくしたスマホZeroを発表

画面にカメラ穴が開いた「パンチホールディスプレイ」がスマホのトレンドと言われるなかで、Meizuがスマホの未来と主張するのは端子穴がない「ホールレス」。

3.5mmヘッドホン端子は iPhone ほか非搭載の機種が多くなりましたが、Zero は充電やデータ転送用のUSB端子すら非搭載。充電にはQi互換の独自高速無線充電 Wireless mCharge (18W)、データ転送には60GHz無線を使ったワイヤレスUSBを用いることで、端子レスでも高速な充電・通信が可能としています。

Qi はともかく無線USBはつながる相手がいそうにありませんが、付属の充電パッドが独自の高速無線充電と無線USBに対応しており、載せた状態ならば充電パッド側のUSB-C端子でUSB 3.0と同等帯域の高速無線データ転送ができるとの説明です。Bluetooth 5.0 や 802.11ac WiFi も搭載します。

ほか、主な仕様は5.99インチ有機ELディスプレイ、Snapdragon 845、画面が振動してスピーカーになる mSound 2.0、スクリーン埋め込み指紋センサなど。背面のカメラは20MP + 12MP デュアル仕様。

「ホールレス」を自称するものの、マイク用とリセット用のピンホールは搭載します。端子レスで期待できそうな防水防塵は、iPhone XSと同じIP68。筐体はセラミックのユニボディ構造を採用します。

SIMトレイさえなく eSIMで運用するため、通信には対応するキャリアが必要です。



「完全に滑らかなシームレスさ」「未来の革命的技術を現在に」と謳うわりには、背面カメラなどはわりと普通のスマホに見え「完全にツルツルな一枚板」でもありませんが、一般向けの実用性からは時期尚早なコンセプトを少数限定で無理やり作ってしまうのは面白い試みです。

Indiegogoでのキャンペーンは、10万ドル分が集まったら少数を生産して実際に請求、もし集まらなかったら不成立で請求なしのタイプ。期間は3月1日まで。もし成立した場合、4月から出荷予定です。