Xperia
ソニーモバイルは、新スマートフォン「Xperia 1」を「MWC 2019」の会期中に発表しました。同社企画部門の部門長の田嶋知一氏がグループインタビューに応じ、新生Xperiaに込めた想いを語りました。

Androidスマートフォンの「Xperia」が生まれて今年で10年。そしてソニーモバイルでは岸田光哉社長が就任して以来はじめてのフラッグシップモデルです。

Xperia
▲ソニーモバイルの岸田社長

今回のXperia 1はそんな節目にふさわしく、コンセプトレベルで磨き直したモデルとなっています。田嶋氏は、「1から始まるXperia 1、1から生まれ変わるXperia 1」と紹介し、「"1"から"10"までが僕らのコアゾーン。戦略的な商品はこのゾーンで展開していく」と語りました。

ソニーモバイルは「Xperia 1」と同時にミドルレンジの「Xperia 10」を発表しています。田嶋氏の発言からは今後、1~10までの数字が付くモデルが、Xperiaの中核製品となると理解できるでしょう。

Xperia▲ソニーモバイルの田嶋知一氏

田嶋氏は「他社さんのように年間1億人2億人に商品(スマートフォン)を配ったりはしない」とアップルやサムスンのような世界で大規模なシェアを持つプレイヤーとは違う戦略をとると表明。ハイエンドの「Xperia 1」は、「好きを極める人に届ける商品」だと説明します。

要約すると、コンテンツを制作したり、楽しんだりする人が、Xperiaを持つことでより制作意欲が刺激されたり、映画・ゲームをより楽しめたりするモデルとする地点が「Xperia 1」のゴールということです。

Xperia

そんなXperia 1の最大の特徴は、縦横比「21:9」の縦長なディスプレイを搭載していること。この比率はシネマスコープサイズ(シネスコサイズ)とも呼ばれ、映画などで利用されることが多い映像フォーマットです。

Xperia

新Xperiaではシネスコサイズを採用したのは、映画コンテンツを楽しめるスマホを目指したから。映像制作者が意図した色を再現する「クリエイターモード」が搭載されています。さらに、ソニーグループで映画撮影用カメラを開発する部署と連携し、映画のようなビデオ撮影をするモードも搭載されています。

Xperia
▲発表会では21:9の映像コンテンツを多く配信するNetflixと提携し、Netflixアプリで映像を見るときは自動的にクリエイターモードが再生されると紹介されました。

ソニーの価値とは何かを突き詰めて、「映画コンテンツを最大限に楽しめて、映画を撮れるスマホ」に行き着いたのは興味深いですが、新生Xperiaにはしっかりとした「核」がある。そう感じた取材でした。

なお、より詳細なインタビューや前世代製品から変化した点は、別記事にて紹介します。