Xperia 1
ソニーモバイルがMWC 2019に合わせて発表した新世代Xepraの最上位モデル『Xperia 1』(エクスペリア・ワン)。今回は完全新規設計のモデルであり、なおかつ新機能が多数盛り込まれた、ソニーの気合いを感じる機種です。

中でも注目点の一つとなっているのが、「世界初の4K有機ELディスプレイ」(公式リリースより)。
世界初という点も去ることながら、アスペクト比率が21:9と"超縦長"となったことからぱっと見で目立つ点、そして意外と高解像度化が進まないスマートフォン用の有機ELパネルにあって、4Kという"大台"に乗せた点などから、Xperia 1というモデルを象徴するポイントの一つとなっています。

ただし実はこの「4K」、いわゆるテレビなどで使われる4Kを基準にすると、実は"注釈が付く"仕様となっています。ポイントは「4Kではあっても4K2Kではない」というところです。Xperia 1
ソニーのニュースリリースより。「世界初の4K有機ELディスプレイ」と表記されています


というのも、実際に表示される画素は3840×1644(横長向き)と、テレビで言う4K(3840×2160)からは短辺側が516ピクセル少ないため。つまり「ドットバイドットでは4K動画を表示できない」パネルなのです。

長辺側は3840ピクセルあるため「4Kではない」とは言えず、また実際にスマホ用有機ELパネルとしては画素密度が高いことには間違いありません。ですが、単純に4K解像度と聞いて感じる印象とは異なることも確かとは思います。



Xperia 1

なお、このあたりの事情をややこしくしているのが、これまでは「Xepriaで4K(解像度)画面と表現されていた場合、4K2K解像度(3840×2160)を指していた」という点です。

これに適合するのはPremiumシリーズとなる、Xperia Z5 Premium、XZ Premium、XZ2 Premiumの3機種。これらは3840×2160表示が可能な、縦横比16:9の液晶パネルを搭載していたため、4K動画のドットバイドット表示も可能でした。

つまり解像度だけに着目するならば「Xperia 1は同じ4Kを謳うPremiumシリーズよりも減少している」とも言えるわけです。

Xperia 1

もちろんスマートフォンの画面は、単純に解像度が高ければ良い、という性質ではありません。とくにXperia 1の場合、そのアスペクト比を含めて本体の大きさやSoC側の処理性能とのバランスも踏まえた、新しい提案も感じるところです。