TikTokに罰金約6億3000万円。13歳未満の子供のプライバシー侵害、米連邦取引委員会と和解

居場所まで共有していたとは

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年02月28日, 午後 02:00 in Mobile
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Thomas Trutschel/Photothek via Getty Images
動画SNSのTikTokが、13歳未満の子供の個人情報を違法収集していた件に関して、米連邦取引委員会(FTC)との間で和解に合意したことが明らかになりました。和解条件としてTikTokはFTCに罰金570万ドル(役6億3000万円)を支払います。

TikTokとは、もともとMusical.lyという名称で知られていたサービスで、リップシンク、つまり音楽に合わせて口パクする映像を作成しシェアできる動画投稿SNS。特に若い年齢層に人気で、最近では国内のテレビなどで紹介されることも多くなっています。しかしそのTikTokは、13歳未満の割合がかなり高いことを知りながらもユーザーの個人情報を収集するだけでなく、プロフィールを公開状態にしており、さらに2016年10月までではあるもののユーザーの居所までわかる状態にしていたことをFTCは問題視。Children's Online Privacy Protection Act(COPPA:児童オンラインプライバシー保護法)に違反すると指摘しました。FTCによれば数千件の苦情が寄せられていたにもかかわらず、しかるべき対応を行っていなかったとのこと。

TikTokはすでに行動を起こしており、年齢制限を導入して13歳未満の子供は他のユーザーのフォローのみを可能とし、自ら投稿・シェアすることはできなくなっています。もちろん、年齢を偽って登録する可能性は否定できないものの、少なくともCOPPAを遵守し、子供の親たちが制限をかけられるようにしています。

また、ユーザーに安全な使い方を指導する動画も公開。制限モードの設定のしかたから、コミュニティルールの尊重、皆が楽しめるようにネガティブな発言や行動を慎むといった、ある意味社会生活では当たり前でありながらオンラインでは忘れてしまいがちなエチケットを、改めて説明しています。

なお、これらの対応は現在のところ米国と英国のみが対象とのこと。とはいえ、近いうちには他の国でも同様の対応がなされるはず。日本でのTikTokはどういうわけか中高年男性の流入が顕著になっている模様ですが、自分の子供たちに健全な使いかたを教えられるような立派な姿を示していただきたいところです。
 
 

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