Model Y unveil event on March 14 at LA Design Studio
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年3月3日
機能的にもテスラの低価格帯セダンのModel 3と同等とされるModel Yですが、そのModel 3とどの程度パーツを共通化しているのか、バッテリー容量や航続距離はどれぐらいかといったことなどもすべてまだ明らかにされていません。ただ、コストダウンのために同じクラスの車種とできる限り共通化し、生産体制の合理化をはかるのは、多くの自動車メーカーがやっていることです。
初期の噂として、Model YにもModel Xと同じように後方座席にガルウィング式ドア「ファルコン・ウィング」を採用するという噂がありました。しかしこれについても、イーロン・マスクはやはり明らかにしていません。もっとも、ガルウィング式ドアはコストを押し上げる要因になると考えられるため低価格化を重視するModel Yには採用されないと考える方が妥当でしょう。
マスクCEOはその後最新のツイートにて、Model YはModel 3よりも約10%ほど大きくなると説明しました。とすれば、おそらく価格もそれと同じぐらいは上昇するはずです。Model 3は現在スタンダードモデルが3万5000ドルであるため、Model Yの価格は少なくとも4万ドル弱からになる可能性があります。
イーロン・マスクは3月6日より、Super Charger充電設備をバージョン3.0にアップデートするともツイートしています。これに関しても、詳細は発表されていないもののマスクCEOは他社の350kW充電ステーションをさして「まるでおもちゃのようだ」と過去に表現しており、テスラ車は現状で1時間弱を要する充電時間を、大幅に短縮できる可能性がありそうです。ただし、充電に関しては充電される側の電気回路のキャパシティもあるため、もしかすると今後発表される新しい車種(Model YやRoadster)、もしくは既存車種の改良版でなければ、最新の充電設備の恩恵は受けられないかもしれません。