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2017年にフォーミュラEへの参戦を表明していたメルセデスが、その参戦マシン「EQ Silver Arrow 01」の画像を公開しました。マシンのカラーリングはSilver Arrowと言いつつ黒を基調としています。
メルセデス初のオールエレクトリックレーシングマシンは通常時で272HP、レース中に特別な(マリオカート風の)レーンを走行した際にアクティベートされる、アタックモード時で306HP、そしてドライバーの人気投票によるブーストシステムを使用すれば最大340HPが利用できます。マシンは52kWhバッテリーを搭載し、0-100km/h加速は2.8秒レーシングマシンとして申し分ない性能を誇ります。



もちろん、パワートレインの自製が許されているとはいえ、基本的には同じシャシーを使用するフォーミュラEであるため、これらの数値はたとえばジャガーなど他のチーム(メーカー)のそれと似通ったレベルになっています。したがってシリーズの行方はマシン性能よりもチーム力とドライバーの腕前にかかっているところは、独自マシンを使用するF1で黄金期を謳歌しているメルセデスには、勝手が違うところかもしれません。

メルセデスのモータースポーツ部門を率いるトト・ウォルフは2019年末「参戦までに片付けなければならないことは山積みだ」と語りました。メルセデスはすでにモータースポーツの最高峰であるF1で十分な成功を収め(続け)ており、フォーミュラEへの参戦はそれほど意義のあるものではないかもしれません。

とはいえ、自動車メーカーは内燃機関を搭載した車から電気自動車へのシフトを進めておりメルセデスもSUVタイプの「EQC」の発売を欧州で今年後半に予定しています。したがってフォーミュラEへの参戦はプロモーションとしても強力に機能するはずです。