スピルバーグNetflix批判は誤解・英女王が初インスタ・大統領選出馬議員、公約はIT巨人解体 : #egjp 週末版156

『ROMA』もいちおう劇場公開はしていました…ごく一部で

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年03月10日, 午後 09:50 in Weekend
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1週間のあいだに拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお伝えします。今回は「スピルバーグ監督のNetflix反対は誤解」「エリザベス女王が初インスタ」「大統領選出馬議員がIT巨人解体を公約」などといった話題をピックアップしました。

スピルバーグ監督、Netflix批判は誤解

Reuters/Mario Anzuoni

今年のアカデミー賞で、Netflixの映画『ROMA』が外国語映画賞・監督賞・撮影賞の3部門を受賞したのを受け、映画監督のスティーブン・スピルバーグ監督がストリーミング配信向け映画はテレビ放送と同じ扱いとし、アカデミー賞でなくエミー賞の対象にすべきだと主張していると報じられていました。また4月にはそのことをアカデミーの理事会で提案することを検討しているとされました。

ところが、ドリームワークス所属の映画プロデューサー、ジェフリー・カッツェンバーグ氏によれば、スピルバーグ監督が実際には何も発言しておらず、ストリーミング作品に関する話は「まったくの事実無根」だと述べました。

さらに、このニュースを最初に伝えたIndieWireがスピルバーグ監督がストリーミング向け作品の受賞に反対だという「噂を耳にして」、スピルバーグ監督の製作会社アンブリン・エンターテインメントの声明に「こじつけた」と述べています。

カッツェンバーグ氏がスピルバーグ監督の考えを正しく述べているのであれば、NetflixやAmazonプライム・ビデオが『ROMA』級の優秀な作品を作っても、オスカーに選ばれなくなるなどと心配する必用はなくなります。とはいえ、それが全くもって正しいことかどうかはまだ確かではありません。

やはり、有料会員しか見られない特定のサービス向け作品が、視聴者が自由に鑑賞できる劇場用作品と同列に扱われ、オスカーを受賞するという構図はまだ比較的斬新であり、将来的にやはり対象範囲を見直すことになる可能性もまったくないわけではありません。

大統領戦出馬の米議員、Google、Amazon、Facebookの分割を公約

Election 2020 Warren, ASSOCIATED PRESS
米大統領選挙への出馬を表明している民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員が、IT巨人と呼ばれるGoogle、Amazon、Facebookを分割するとの公約を打ち出しました。

ウォーレン議員は「FacebookやGoogle、Amazonは25年前には存在しなかったが、現在では世界でも最も有名で価値のある企業になりました。それは素晴らしいことです」と称賛しつつ、巨大化した企業が「競争を阻害しつつ、集めた個人情報から利益を生み出しており、それによって小さな企業を圧迫するとともに革新を阻んでいる」と述べ、テクノロジー業界には構造改革が必用だとの主張をしています。

具体的には、巨大なハイテクプラットフォームを「プラットフォームユーティリティとして提供させ、あらゆる人をここに参加できるようにすることで、企業がプラットフォームと参加者の両方を所有することを禁じるとウォーレン議員は述べています。

また、Amazonによるスーパー大手のWhole Foods買収や、FacebookによるInstagramの買収が、業界の競争を違法に生じにくくしているとして、こうした買収をなくすことを掲げます。そうして、小さな企業でもAmazonに対抗でき、Facebookがプライバシーを尊重し、Googleが競合他社の検索結果も公平に扱うようにするとしています。

民主党内でウォーレン議員のライバルとなるバーニー・サンダース上院議員、エイミー・クロブチャー上院議員も、IT巨人への規制強化を発言する一方、カマラ・ハリス上院議員はプライバシーへの懸念を表明するにとどまっており、コリー・ブッカー上院議員は特にこの問題を取り上げてはいません。

なおBloombergは、Facebookはウォーレン議員の発言に対するコメントを控え、GoogleとAmazonからは返答が得られていないと伝えています。

ウェブ版Skypeが大幅に機能アップ、ただしEdgeとChromeのみ対応

skype
Skypeがウェブブラウザーで動作するSkype for Webをバージョンアップし、1対1の通話やグループ通話におけるHD画質のサポート、通話の録音やグループチャットにおける@メンション、通知パネルなどをサポートしました。

また、会話中における単語、共有したファイル、外部リンク、画像などを検索できるWhatsApp for Web風のメディアギャラリーといった新機能も追加されています。

あたらしいSkype for WebはWindows 10およびMac OS X 10.12以降で動作するChromeまたはEdgeに対応します。一方、FirefoxとSafariでは公式な言及はないものの、ログインしたあとでChromeまたはEdgeを使用するよう求められます。

エリザベス女王がInstagramに初投稿

The Science Museum
もしかしたら、次のInstagramインフルエンサーはエリザベス女王かもしれません。3月7日、英国ロイヤルファミリーのアカウントに女王が初めて投稿したのは、19世紀の数学者で世界初の「プログラミング可能な計算機」を考案したチャールズ・バベッジ氏が女王の曾祖父にあたるアルバート王子へ宛てた手紙の写真でした。

なお、女王が自らInstagramに投稿したのはこれが初めてのことですが、このロイヤルファミリーのアカウントには女王の写真が頻繁に登場します。また、女王は2014年に初のツイートをしており、SNSを始めるのは遅くともまったく知らないわけではありません。

そんな女王も、かつてはわれわれ一般陣よりも遙かにテクノロジーの最先端にいたことがあります。それは1976年3月26日のこと、女王はインターネットの前身となったARPANETのデモンストレーションに参加し、最も早期に電子メールを送信した国家元首となっています。

テスラの機関投資家グループ、イーロン・マスクのTwitter投稿に注文

Reuters, Aly Song
EVメーカー・テスラに投資している機関投資家グループが、SECとの間のゴタゴタのもとになっているイーロン・マスクCEOのTwitter投稿について、スタッフが確認しない投稿をやめるよう求めています。

伝えられるところでは、マスクCEOは「2019年にはおよそ50万台のEVを製造する見通し」などとツイートし、これが「テスラに関する重要かつ不正確な情報を再び公表した」として米証券取引委員会(SEC)に再び睨まれる原因になりました。

投資家や後援者は、こうした軽率なツイートによる問題が二度と起こらないよう、常にチェックする仕組みを作ることを望んでいます。SECはすでに連邦裁判所に対してマスクCEOのツイートが先の和解条件に違反していないかを詳しく調査するよう依頼していますが、裁判所の判断を待たずに別のところからCEOへの圧力が増す状況になっています。
 
 

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