アップルのニュース読み放題サービス、WSJも参加?月額9.99ドルのうわさ

しかしApple Newsアプリは日本向けに未提供

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年03月22日, 午後 05:30 in apple
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3月25日のスペシャルイベントで発表と見られている、アップルのニュース版Netflixこと、新聞・雑誌などの読み放題サービス。そんなサービスに、米大手新聞メディアのWSJ(Wall Street Journal)が参加するとの噂が報じられています。

このニュースの報道元は、やはり米大手新聞メディアのNYT(New York Times)。同誌は、Washington Postおよび自社がアップルと購読収入をめぐって合意に至らず、参加を拒否したという生々しい情報を伝えています。それによれば、アップルとWSJは25日のイベントで提携を発表するとのこと。新ニュース読み放題サービスは、以前からの噂とおおむね同じの月額9.99ドルで提供されると報じられています。

ただ、アップルは新聞や雑誌各社との交渉にて、問題を抱えているとも述べられています。
その1つは、上記でも触れた購読収入の配分について。アップルはその半分を自社の取り分として、残りの半分を読者の購読時間に応じてメディア各社が配分する仕組みを提案。この条件に対してNYTとWashington Postが難色を示していると伝えられていましたが、どうやら現時点では参加を見送ったようです。

その一方で、アップルのうわさ話を頻繁に報じるたびに、アップルからノーコメントの対応をされているWSJは問題なく参加しているというのが興味深いところです。「アップル未発表製品の第一報は、アップルのニュースアプリで登場」というシュールな状況が出現するのかもしれません。

第2の問題点は、クレジットカード情報やメールアドレスといった個人データの扱いです。アップルはこうした顧客情報を出版社に提供することを拒否している一方で、顧客データベースをマーケティングに活かしたい各メディアは不満を表明しているといいます。

アップルにとって都合の良い条件が目立つわけですが、同社の幹部たちはすべてのiOS機器にインストールされるApple Newsは大規模な利益を生むとアピール。何百万人もの新しい顧客に彼らのコンテンツが知ってもらえる可能性があるとし、それがアップルに有利な条件となっている理由なのでしょう。とはいえ、それに納得できない関係者もいるということです。

その一方で、新聞ではない雑誌出版社の多くは、アップルが提案した購読料の配分条件に同意しているとのこと。ほとんどの雑誌は既存のオンライン収入源がないうえに、今回のニュース読み放題サービスの元になったTexture(アップルが買収)は同様の条件を元にしており、不満が出にくいようです。

もっとも、ニュース読み放題サービスが提供されるというApple Newsアプリは日本向けには未提供のもの。25日のイベントでは、Newsアプリの提供地域が拡大されるサプライズ(iOS 12.2ベータからはカナダへの提供が明らかとなっていますが)も期待したいものです。


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