レトロな新型ゲーム機Atari VCS、量産デザインを公開。USBポートが前面に、ただしSDカードスロット廃止

後に発表されたメガドラミニが先に発売されることに

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年04月1日, 午後 02:30 in gaming
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Atariは、発表からすでに1年半以上が経過している新型ゲーム機「Atari VCS」の量産向けデザインを公開しました。初期にお披露目されたデザインから、原型となった往年のゲーム機「Atari 2600」にいっそうイメージが近づいた姿となっています。Atari VCSは2017年7月にプロトタイプの筐体写真を初公開。当時は「Ataribox」と称された本デバイスは、その後2018年春に発売と発表されてから現在の名前に改められ、Indiegogoにてクラウドファンディング・キャンペーンを実施して予約受付を開始

その時点で「出荷は2019年から」と延期されていましたが、今年3月に搭載プロセッサをAMD Ryzeneにアップグレードすることと引き換えに2019年末へと再延期。さらに今回、量産に向けてデザインも改訂したーーといった経緯です。

同社の発表によれば、最も顕著な変更はオリジナルのAtari 2600(下図)に大きく寄せたこと。以前は平らな本体が床に設置したかたちでしたが、台の上に置かれて「浮く」ようなイメージに改められました。
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このコンセプト変更により、4つのUSB 3.0ポートの内2つを本体の前面に移動でき、コントローラーやマウス、USBメモリといった周辺機器が簡単に接続可能になったとのこと。たしかに発表当時の「4ポートとも背面」は、コントローラーなどを頻繁に抜き差しするゲーム機としてはあるまじき使いにくさだったと言えます。
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そうしたUSBポートの再配置のため、SDカードスロットが「冗長」だと明らかになったとして廃止。USBメモリは至るところで入手しやすく、3~4の空きUSBポートがあれば全てのストレージのニーズに対応できるはずだ......とする開発チームの主張には、SDカードの着脱や持ち運びしやすさを考えるに、少し賛同しかねるものがあります。
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ほか、前面に配されていた4つのLEDは除去されて、それらの機能は光るアタリマークに統一されています。
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さらに16層の肋骨状のパーツなどから構成されていた当初の本体コンセプト(上図)は、製造時間やコストが高くなりすぎるとして、上部パーツと下部パーツ、前面と背面パネルの4つへと単純化(下図)。これによりプラスティックの無駄が減らされ、熱冷却のためのスペースも確保でき、製造が簡単になったとされています。
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たび重なる発売延期、小出しにされる仕様変更はいい兆候とはいい難く、特に筐体の設計については最初から量産に向いてないのは考えればすぐに分かるのでは......との感もあります。が、それだけ夢を詰め込んだゲーム機だと前向きに捉え、無事に発売されることを待ちたいものです。

 
 

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