完全無線イヤホンのBragiがイヤホン事業を売却。AI開発や特許ライセンスに事業転換

目指すところへDash

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年04月2日, 午後 04:30 in Wearables
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engadget
2014年にKickstarterの「The Dashプロジェクト」で大成功を収め、完全ワイヤレスイヤホンの市場拡大に大きく貢献したスタートアップBragiが、そのイヤホン事業を売却したことを明らかにしました。売却先は公表していません。Bragi CEOのNikolaj Hviid氏は「The Dash ProにはAmazon Alexa、翻訳、聴覚改善などアップデートで新機能を追加できる画期的なAIソフトウェアを搭載」していたものの、いまや「Bragiの技術は自社製品だけでなくほかのヘッドホンブランドやハードウェア企業にも使われています」と述べ「ハードウェア事業の売却によってAIやソフトウェア、特許ライセンスを主体とした事業への転換を完了した」と宣言しました。

完全ワイヤレスイヤホン、いわゆる"ヒアラブル"の市場はBragiのThe Dashシリーズが開拓したと言っても過言ではありません。しかし、いまでは2016年に発売されたアップルのAirPodsが市場の6割をおさえるほどの人気を獲得している状況です。またJabraBoseサムスンなども高機能機種で一定のユーザー層を獲得しているほか、ソニーJBLなども特色ある製品を投入しています。

TechCrunchは、このような流れのなかでBragiは当初からAIソフトウェア開発と特許ライセンス企業となることを目指していたと伝えています。

完全ワイヤレスイヤホンの初期のヒット作となったThe Dashは、いまだ高機能さでは後続のライバルに引けを取るものではありません。ただ、スタートアップがハードウェアを売り続けていくには、やはりそれなりの体力が必用です。Bragiはハードウェアからの脱皮を考えていたものの、The Dashシリーズの需要もあり、なかなか市場を去る選択ができなかったと言えそうです。

ともあれ、今後はBragi製品でなくとも、Bragiの流れをくむ高機能さを備えた完全ワイヤレスイヤホンがどんどん市場に現れるようになるのかもしれません。われわれユーザーからすればそれは楽しみな話です。
 
 

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