Apple Set To Become First US Trillion Dollar CompanyMartin Roe / MediaPunch/MediaPunch/IPx

米ニューヨーク五番街の名所となっているアップルストアに南京虫が発生し、害虫駆除業者が駆けつけて同店が一時閉鎖される騒ぎになったことが報じられています。米新聞メディアNew York Postによると、先週の金曜日に管理職のオフィスに南京虫が発見された後、スタッフは自分の持ち物を二重に包装するよう命じられたとのこと。とはいえ虫はそれ以前の「ほぼ1ヶ月間」のあいだに何度も発見されており、店として初めて問題があると認められたのがその日だったそうです。

南京虫とは、別名トコジラミ。人の血液を吸う寄生虫であり、明治維新前には海外から日本にも持ち込まれ、一般家庭や安ホテルにも蔓延していた時代がありました。現代でもときおり、都市部の宿泊施設で発生例が報告されることもあります。

南京虫がテーブルの上で這っているのが発見された後、そのテーブルは隔離。そして経営陣によってスタッフに予告もなく害虫駆除業者が召還されることに。店内には駆除剤が撒布され、24時間営業で有名な同店は夜間に6時間も閉鎖されたと伝えられています。

この事件後の週末、同店のスタッフは経営陣から南京虫の脅威は去り、「事態は解決した」との電話を受けたと語っています。

南京虫はニューヨークではありふれた害虫で、全米都市の中では発生率8位にランクイン。エンパイアステートビルやタイムワーナーセンターでも発生した後に、今回と同じく五番街にあるナイキタウンも2010年に一時閉鎖に追い込まれたことがあります。

こぎれいで清潔なアップルストアに南京虫がわくとは意外な印象ですが、EPA(米国環境保護庁)によれば、この虫は汚れた場所ではなく血液や温かさ、二酸化炭素といった要因に惹かれるとのこと。つまり血液や体温を持ち二酸化炭素を排気する「人間」という生物が集まるロケーションに引き寄せられるわけで、今回の事件もアップルストアの人気を証明しているようです。