レーザーラジオで音楽を送信・NSAは電話盗聴をやめる?・マスクCEOがSECと和解合意 : #egjp 週末版162

和解合意は2度目

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi
2019年04月29日, 午前 10:20 in Weekend
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engadget
直近で拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお届けします。今回は「レーザーでラジオを送受信」「NSAは電話盗聴をやめる?」「Googleアシスタントの寝かしつけ機能」といった話題をまとめました。

NSAが電話盗聴プログラムの使用を終了すると主張

ASSOCIATED PRESS
米国家安全保障局(NSA)が、政府による電話やテキストメッセージの大掛かりな盗聴監視をやめるよう推奨していると伝えられています。Wall Street Journalによれば、この作業を継続するのに必要な法的または物理的負担が、それを通じて得られる諜報的利益よりも大きくなっているというのがその理由。

この盗聴プログラムは2003年9月11日に発生した米同時多発テロをきっかけとしており、これまで1日数十億件もの盗聴データを収集してきたとされます。しかし、元NSA職員のエドワード・スノーデンが2013年にそのプログラムの詳細を公にしたことで議論が巻き起こり、当時の米国愛国者法はNSAによる電話盗聴を認めてはいないとの判決が出るに至りました。しかし議会は米国自由法(USA Freedom Act)を可決、年関数億ドルもの予算を投じて電話会社に通話記録を保管させる道を作りました。

ただ、2019年の初めに、共和党の国家安全保障アドバイザーを務めるルーク・マリー氏は、コンプライアンスと技術的問題のため、過去半年間はこのシステムを使っていなかったことを国家安全保障局へ報告しています。そして現在、諜報部門の上層部では、電話盗聴プログラムは限られた価値しか提供できていないとの認識が拡大しつつある模様です。

とはいえ、最終的にこの件に関する最終決定権は政府が握っており、盗聴プログラムを使い続けるか否かはまだわかりません。

EU、SNS投稿から洪水の情報を追跡するシステムを構築へ

SOPA Images via Getty Images
欧州委員会(EU)の共同研究センターが、AIがツイートを分析してリアルタイムに洪水データを収集するツール(SMFR)の開発に取り組んでいます。このツールは欧州洪水警報システム(EFAS)と連携して、EFASが洪水になりそうな地域を特定するとSMFRがその地域のユーザーからのツイート収集を開始します。

とはいえEFASの対象地域には27もの言語があり、闇雲にツイートを収集したところで有益な情報だけを取り出すのは簡単なことではありません。そこでAIの出番と相成るわけです。 研究者らは英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語で洪水関連のキーワードを含むツイートを検出すべくSMFRを鍛えました。そして2018年の秋にイタリア・カラブリア州で発生した洪水におけるツイートで実験したところ、3日間で1万4347ツイートを検出し、関連性によって分類した位置データを提供しました。

共同研究センターは、EFASが収集した洪水データとともにSMFRの収集ツイートデータを活用することを望みます。これまで、災害予測もしくは監視のためのシステムにSNSの情報を利用することは考えられてきませんでしたが、一般ユーザーのSNSへの投稿が実は最もタイムリーに情報を素早く伝えていることは我々がよく知っていること。AIがそれを活用するようになればこれまでよりもスピーディかつ有用な情報がもたらされるようになりそうです。

レーザーラジオで音楽の送信に成功

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ハーバード工学・応用科学スクール(SEAS)の研究者らは、半導体レーザーを使って無線信号を送信する方法を開発しました。普通のレーザーは単一の波長の光を発するだけですが、この研究ではマイクロ波を無線で放射し、それらを変調し、外部無線周波数信号を受信できるレーザーを実証したと述べています。この技術は将来的に超高速WiFiを実現する可能性も考えられます。

研究者らはレーザーにデータをのせて送ることを可能とするテラヘルツ波を発生するのに、赤外線周波数コムが使えることを発見。さらに、その周波数コムに情報を符号化して乗せ、送受信が可能としました。周波数コム(frequency combs)とは、周波数軸上にくし状に規則正しく並んだ色成分を持つ光のこと。

実験ではディーン・マーティンの「ボラーレ」をレーザー光線に乗せて送信し成功しています。現時点では、まらテラヘルツ波を使った通信の実用化には至っていません。しかしレーザーが高速データ転送における実現可能な選択肢だということは証明ずみで、2008年にはFacebookやGoogkeのような企業がレーザーで高速インターネットを提供する実験を行っていました

イーロン・マスク、テスラ株非公開化ツイートで争ったSECと和解合意

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テスラCEOのイーロン・マスクは、2018年8月に投稿したテスラ株の非公開化に買うするツイート株価を不正に変動させたとして米証券取引委員会(SEC)に訴えられました。このときはマスク氏はCEOの立場を奪われる可能性まで取り沙汰されるようになり、やむなく和解に合意。ところが何を思ったのか、マスク氏は合意直後にSECを揶揄する発言を行い、さらにマスク氏のツイートは投稿する前に内容を確認するよう裁判所命令が出たにもかかわらず、それを無視して「テスラの株価に関わる不正確なツイート」を投稿、2019年2月に再びSECによって裁判所に申し立てられる事態となっていました。

傍観者の立場からは、マスク氏が一貫性のない行動で自分の首を絞めただけに見える一連の流れですが、このたび、ようやくSECとマスク氏の間でふたたび和解が合意に達したとのこと。今回の合意では、両者の間で交わされた合意に関する契約書に書かれた事細かな遵守項目までが報道されており、今後はマスク氏の適当発言は厳しく監視されることになりそうです。

Googleアシスタント、寝かしつけ用の物語を話し始める

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Googleの音声AI、Googleアシスタントは2017年にスマートスピーカーGoogle Homeで子どもの就寝用の物語を読み聞かせる機能を備えました。現在、この機能はAndroidおよびiOSデバイスにも拡大されています。この機能を使うには、ベッドに入り、スマートフォンやタブレットに向かって「Hey Google, tell me a story(Google、お話聞かせて)」と言うだけでOKです。ただし、この機能は記事執筆時点で米国、英国、カナダ、オーストラリア、インドといった英語圏のみに対応します。

この就寝時読み聞かせ機能を使うには、スマートフォンやタブレットに最新のGoogle Play Booksアプリを導入する必要があります。Google Play BooksにはAIアシスタントにあわせて音読する"read along"オプションも用意されています。またオーディオブックの読み上げ機能もあるため、このアプリさえ入れておけば、子どもだけでなく大人も好きな本を聴きながら床につくことができるでしょう。
 

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