バーガーキング「違いがわからない100%合成肉」使う Impossible Whopper 提供を全米に拡大へ

血も滴る100%合成肉

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年04月30日, 午後 05:30 in Food and Drink
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Michael Thomas via Getty Images
バーガーキングは、4月初めから一部店舗で試験提供していた100%合成肉によるハンバーガー、Impossible Whopperの大成功を見て、試験地域をこの夏よりいくつかの都市に拡大します。そして、さらに力強い反応が得られた場合は、今年後半からこのハンバーガーを全米で提供開始すると発表しました。Impossible Whopperのパテは、大豆タンパク質を主原料に米Impossible Foodsが開発した合成肉を使用しています。Impossible Foodsは2014年にこの合成肉を開発したものの、肉汁の味をリアルに再現するために使った大豆レグヘモグロビンが、通常は食用に供しない大豆の部位を原料として使っていたことから、FDA(米食品医薬品局)の認可がなかなか下りませんでした。しかしラットを使った実験や分析によるアレルゲン含有の確認など様々な実験を行い安全だと証明した結果、2018年になってようやくFDAの許可が下りていました。

さらに、今年2019年の初頭には小麦由来の原料を大豆由来に切り替えた "バージョン2.0" でグルテンフリー化も果たし、その後いくつかのレストランやハンバーガー店に対して100%植物性パテの提供を開始しています。

4月から試験提供を開始したバーガーキングでも、本物の肉との違いがわからない100%合成肉のハンバーガーは大衆に受け入れられている模様。既存顧客への浸透だけでなく新たな顧客の呼び込み効果もあるようで、バーガーキングの親会社RBIのJosé Cil CEOは「顧客の反応に基づいてこの夏より提供地域を拡大する計画を進めることにした」と述べています。

健康増進や環境保護気運の世界的な高まりは代替肉市場を大きく成長させ、2018年には5000億円を超える規模があると推定されています。そしてバーガーキングで従来より提供されている代替肉ハンバーガー、ヴェジーバーガーとは違い、Impossible Whopperは実際の肉との区別がほとんどつかない味がするため、顧客の反応も上々だとのこと。

なお、Impossible Foodsの100%合成肉を出すレストランやファストフードチェーンはバーガーキングだけではなく、ファストフードのホワイトキャッスル、レッドロビン、ハードロックカフェなど米国内5000店以上のレストランですでにこの合成肉を使ったメニューを口にすることができます。

 

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