シャープは8日、米国市場でのテレビ事業に再参入すると発表しました。

シャープは2015年に経営危機に直面。その際に米国や欧州でのテレビ事業から撤退しています。その際、米国テレビ事業における「SHARP」と「AQUOS」のブランドの営業権を2020年末までの期限付きで中国ハイセンスに譲渡しており、2019年5月現在の米国市場ではハイセンスが開発・製造したテレビをシャープブランドで販売する状況となっています。

シャープはハイセンスへのライセンス供与を行った翌年、2016年に台湾のEMS企業・鴻海精密工業により買収されました。同社は鴻海グループ入りした直後、欧州市場でのテレビ事業に再参入しています。一方、米国でのテレビ事業の再参入はハイセンスと結んだライセンス供与契約に阻まれ、進捗がない状況でした。

また、シャープとハイセンスを巡っては、2017年はハイセンスのテレビ製品がシャープの特許を侵害しているとして、シャープが米国で訴訟を提起しているなど、不和が伝えられています。

シャープのニュースリリースでは、ハイセンスの米国法人と「新たな協力関係を構築することで合意いたしました」と説明。2019年後半以降、まずは米国市場におけるテレビ事業から再参入するとしています。

シャープのニュースリリースでは、ハイセンスの米国法人と「新たな協力関係を構築することで合意いたしました」と説明。2019年後半以降、まずは米国市場におけるテレビ事業から再参入するとしています。この「新たな協力関係」の詳細についてシャープ広報は、「守秘義務があるため答えられない」としつつも、ハイセンスとの交渉に一つの区切りをつけたものと説明しています。