DJIがアクションカメラ「Osmo Action」を発表しました。価格は4万4820円(税込)で、5月17日に発売予定です。1/2.3インチのCMOSセンサーを搭載し、12MPの静止画、 4K/60fps(最大100Mbps)での動画撮影が可能。DJIのドローンなどに搭載してきた3軸メカニカルジンバル開発の知見を活かしたアルゴリズムと強力な電子式映像ブレ補正(EIS)を組み合わせた「RockSteady」が採用されています。
本体のみで水深11mまで使用でき、防水ケースを装着すれば水深60mまで対応。1.5mの落下試験に耐える耐衝撃性、防塵性能も備え、氷点下でも動作します。雪山や海など過酷なシーンでもアクティブな動画が撮影可能です。
バッテリー駆動時間は、手ぶれ補正有効時4K/30fpsでの録画で93分、手ぶれ補正無効時1080p/30fpsでの録画なら135分。防水性は失われますがモバイルバッテリーを挿したままでも撮影できます。
▲画質やISO感度なども設定できます
Osmo Action最大の特徴はレンズ横に搭載されている1.4型のフロントスクリーン。映像を確認しながら自撮りできるわけです。ということでOsmo Actionで自撮り動画を2本撮影してみました。
4K/60fps設定でスクワットをしながらハンバーガーを食べてみました。スクワットの上下運動や、手のふるえなどをしっかりと補正して黙々と食べている筆者の様子を捉えていますね。フロントスクリーンのおかげでハンバーガーやコーヒー、顔を理想の画角に入れて撮影できました。
こちらは1080p/240fpsの8倍スローモーションでスイーツを食べる筆者。全く生産性のない5分48秒を最後まで見る苦行に耐えることができたら、来世でいいことが起きるかもしれません。ちなみに1080p/120fpsの4倍スローモーション設定での撮影も可能です。
このほかにタイムラプスや、最大120秒の長時間露光で夜空などを撮影できるカスタム露出設定などにも対応しています。
ボイスコントロール機能も搭載しており、録画開始や静止画撮影などを声で操作できます。ただし、現時点で対応している言語は英語と中国語のみ。表示するスクリーンを切り替えることができる「Screen Switch」という音声操作は、手が塞がっているシーンでの撮影に重宝しそうです。
「Osmo Action」先生。ボイスコントロールで表示するスクリーンを切り替え可能。酷すぎる僕の英語でも反応してくれます。優しいガジェットです👽https://t.co/MWKgdWNHYXpic.twitter.com/k8NVuJBJir
— Engadget 日本版の田沢梓門 (@samebbq) 2019年5月16日
なお、DJIはOsmo Action向けに以下の純正アクセサリを展開予定です。
- 防水ケース:高強度ガラスを採用しており水深60mまでデバイスを保護します
- 3.5mm アダプター:録音用にマイクを接続できます
- 延長ロッド: モバイル端末ホルダーと1/4インチねじアダプターを備えています
- フローティングハンドル:滑り止めグリップが付きで水中では浮き上がります
- フィルター: ND、 偏光子および水中フィルターが同梱されます
- 充電ハブ:最大3個のバッテリーを130分以内に同時にフル充電できます
フロントスクリーンと強力な手ぶれ補正はとても魅力的。Osmo Actionを買って、防水性能を活かした「池の河童にリア凸」みたいな動画を撮影してYouTubeにアップしたくなりました。河童の目撃情報お待ちしておりま〜す。
【訂正】初出時対応アクセサリを付属品として紹介していました。本記事で紹介した対応アクセサリは別売りです。