不機嫌なネコ死す・ISS用雑用ロボ・3月のテスラ死亡事故もAutopilot使用中と判明: #egjp 週末版165

本当はご機嫌だったんだよね

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年05月20日, 午前 06:50 in Weekend
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直近で拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお届けします。今回は「不機嫌なネコ死す」「ISS用雑用ロボが準備完了」「Model 3死亡事故はAutopilot使用中と判明」などの話題をお届けします。

不機嫌顔が人気の猫Grumpy Cat、他界


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アリゾナ州フェニックス郊外に済むタバサ・バンデセンさんの飼い猫で、いつも不機嫌な表情に見えるその顔がインターネット上で大人気だった「Grumpy Cat(本名Tardar Sauce)」が、亡くなりました。まだ7歳という若さでしたが、最近は尿路感染症を患っており、その合併症によって天国に召されたとのこと。

2012年、バンデセンサンの兄が当時11か月だったTardar SauceをRedditに投稿したところ、その不機嫌層ながら愛らしい表情がネット民の心を捉え、瞬く間に無数のコラやパロディに流用されることに。たとえば、画像共有サイトimgurでは48時間で103万回という閲覧を記録、テキサスで開催される大規模なイベントSXSWに招待されるなど、一躍全国区のスター猫となりました。


そして2013年から2015年にかけてはキャットフード「フリスキー」のCM出演や映画主演、メジャーリーグで始球式をするにいたり、書籍や関連グッズも販売され、SNSフォロワー数はTwitter154万、Facebook850万、Instagram240万に達していました。

Grumpy Catの特徴的な表情や身体の小ささなどは非常に発生率の低い小人症、いわば小猫症によるものとされ、その影響で口吻(マズル)が短くいのが原因。同様の猫ととしては「Lil BUB」や、カナダの「Elfie & Gimli」などがやはりネットを通じて有名になっています。

ISSの雑用ロボットAstrobee、宇宙で最初のハードウェアテストを完了

NASA
国際宇宙ステーション(ISS)内部で、雑用係を担当すべく開発されたキューブ型ロボットAstrobeeの1台、Bumbleの最初のハードウェアテストが完了しました。このロボットは全部で3台がISS内で稼働する予定で、Bumbleの仲間となるHoneyも4月17日にISSに到着しています。

Astrobeeロボットの役割は、ざっくり言えば宇宙ステーション用ルンバ。具体的にこれ、と言った説明はないものの本格的に稼働すれば、クルーが日々行っているメンテナンス作業などをサポートする役目を担います。そして、宇宙飛行士が本来必要な任務に集中できるようにすることで、たとえば月や火星へと向かう際に必要となる飛行士の人数を削減(搭載する食料を減らしてその分他の物資を積める)したりすることも可能になるはずです。

ニューホライズンズが観測した"最果ての地"、最初の科学分析結果

NASA
今年初め、カイパーベルト天体"Ultima Thule"に接近観測した探査機ニューホライズンズが収集したデータの最初の科学的分析結果が発表されました。この鏡餅のような形状の天体は、太陽系が形成され始めた頃の姿を残していると考えられており、発表された論文は、小惑星の形成や地質学、構造などに関してわかったことなどが記されています。

たとえば、Ultima Thuleは初期の写真では鏡餅のような球体に近い2つの塊がくっついた形状をしているように思われていましたが、実際はお好み焼きのヘリにぼた餅がくっついたような、いくらか平板な形状であることが、New Horizonsの観測データからわかりました。お好み焼きのほうの大きさはおよそ22 x 20 x 7km、ぼた餅のほうはおよそ14 x 14 x 10 kmです。

またその色はかなり赤い色だと言うことも判明しました。その赤色は地表の有機材料によるものだと説明されます。自転は15.92時間ごとに1回転し、二つの塊の接合部分にあるクレーター状の部分が最も明るい色をしているとのこと。この小惑星には衛星や輪っかのようなものはなく、大気も確認されませんでした。

ざっとではあるものの、以上が最初の解析でわかったことでした。New Horizensはまだ観測データを地上へと送信し続けており、それは2020年の夏頃まで続く見込みです。1~2年後にはさらに新たな発見が報告されているかもしれません。

NASA、SpaceXら民間11社と協力で月着陸船を開発

NASA
NASAが、SpaceX、Blue Originら民間11社と協力して研究を行い、有人月面着陸船のプロトタイプを開発するNext Space Technologies for Exploration Partnershipsを発表しました。このプログラムには今後6か月で4550万ドルが投じられます。

このプログラムで開発するのは、月軌道に配置されるゲートウェイと呼ばれる宇宙基地と月を往復するための着陸船。地球からやってきた飛行士らは、ゲートウェイでこの着陸船に乗り換えて月へ向かい、またゲートウェイへと帰還するようになります。したがって、この着陸船は推進剤を捕球可能な設計になります。

プログラムに加わる民間企業のなかにはすべての開発に関わるところもあれば、全体のごくわずかな部分だけに加わるところもあります。たとえばSpaceXは、宇宙船の降下システムにのみ関わっているとのこと。一方でBlue Originは降下要素のスタディから燃料補給機のスタディを実施し、実際に補給機のプロトタイプ製作も担います。

NASAは2020年度予算修正案において、2024年を目標とする月への有人飛行のための予算107億ドルにさらに16億ドルを追加する予定です。今後5年間で女性を含む米国人飛行士を月の南極地域へ送り込む計画です。

3月に発生のModel 3死亡事故、Autopilot使用中だったことが判明

ASSOCIATED PRESS
米国家運輸安全委員会(NTSB)が、3月にフロリダ州で発生したテスラModel 3がトレーラーの下部に突っ込んだ死亡事故が半自動運転機能Autopilotを使用している最中に発生していたことがわかったと発表しました。

事故車両のデータは事故発生の約10秒前に死亡したドライバーがAutopilotを使い始めたことを示しており、事故の約8秒前からはハンドルを握っていなかったこともわかりました。さらにトレーラーへの衝突時の速度は68mph(約109km/h)で、道路の制限速度を13mph(約21km/h)も上回っていました。

NTSBのレポートでは、事故発生時トレーラーはハイウェイを横断しようとしており、Model 3はトレーラーの下部に潜り込みながらピラーからルーフを剥ぎ取られる格好で通過。これはテスラのModel Sで発生した、初のAutopilot使用中の死亡事故とほぼ同じシチュエーションだったことになります。

NTSBが最終報告をまとめるにはだいたい12~24か月を要します。一方、テスラは2018年6月に、それまでのAuropilot使用中の事故の状況を踏まえて、半自動運転中もハンドルに手を置くことをドライバーに頻繁に促すようにソフトウェアを修正しています。
 
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