『ゲーム・オブ・スローンズ』最終話、中国で配信されず。米中貿易摩擦のせい?配信元曰く「通信の問題」

まさかのおあずけ

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年05月21日, 午後 12:40 in Politics
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HBO
Google、インテル、クアルコムのファーウェイへのソフトウェアや部品提供中止など、激化の一歩をたどる米中貿易摩擦のあおりは、エンタメ方面にも飛び火しているようです。中国テンセントの動画ストリーミングサービスTencent Videoは20日午前に配信予定だった、米HBO制作の大人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』最終回を直前になって延期しました。Tencent Videoは延期の理由をSNSを通じて「伝送の問題」と述べています。Tencent Videoの発表に対して、HBOは「通信に問題はない」と声明を発表し、原因は中国側にあるとの姿勢を示しています。Tencent Videoは、新たな放送スケジュールが決まれば事前に告知すると視聴者に約束したものの、HBOからの中国視聴者へのメッセージは届けられませんでした。
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トランプ政権はファーウェイやZTEなどの中国製通信機器を使えば、重要インフラやオンライン経済を含む国家安全保障に容認できないレベルのリスクを抱えるとして、その使用禁止を国内だけでなく同盟諸国にまで要求してきました。先週にはついに、敵対的な国で製造された通信機器の使用禁止の大統領令を出すに至り、商務省には150日以内の執行計画立案を指示しています。

大統領令には具体的な敵対的な国の名前はありませんが、それが中国を指していることは明白であり、それを受けた週明けの今週、GoogleがファーウェイへのAndroid提供中止を発表、さらにファーウェイ製スマートフォンやMateBook X ProのようなPC製品にチップを供給するインテルや、スマートフォン用のCPUおよびモデムチップを提供するクアルコム、さらに通信機器向けのチップを製造するBroadcom、Xilinxなどがそれぞれファーウェイへの供給停止を相次いで発表しました。

なお、トランプ政権は国内の小規模なプロバイダーや無線通信事業者など、直ちに機器の入れ替えが難しい業者については規制緩和の措置を検討していると伝えられています。

ただ、いくら米中貿易摩擦がもう発火しそうなほど激しくなっているとはいえ、そのせいで『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終回が見られないというのは、視聴者からすれば到底承服しかねることに違いありません。8シーズン見続けてきた視聴者のため少しでも早く配信してほしいものです。


 
 
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