Evan Rodgers/Engadget
iPhoneが3.5mmステレオミニ端子のイヤホンジャックをなくしてからは、ちょっとしたことで音楽や何らかの音声を他の人に聞かせたいときは、本体内蔵スピーカーからの聞き取りづらい音でしかそれをすることができなくなりました。

そこで行き着くのが「同時に2つのBluetoothオーディオ機器を接続すれば...」という考えですが、あいにくとBluetoothは仕様上、ひとつのプロファイルを同時に複数デバイスで利用することができません。しかし、iPhoneと同じくイヤホン端子をなくしたAndroid端末のなかには、何らかの手立てを使ってBluetoothオーディオをを2つのデバイスに同時送信可能としているものがいくつかあります。そして将来のiPhoneも、このようなデバイスと同様に2つのBluetoothオーディオデバイスを同時にならすことが出来るようになるかもしれません。

アップル系の情報サイトとして海外からの評価も高いMacお宝鑑定団Blogが「アジアのサプライヤー情報筋」からの情報として伝えたところによると、将来のiPhoneにもこの機能が搭載される可能性があるとのことです。ただし、その搭載時期などの詳細については不明とのこと。

ただ、たとえば"デュアルBluetooth"としてこの機能を実現しているファーウェイ P20 LiteはBluetooth 4.2/BLEを採用しているものの、どうやって音声を2つのデバイスに同時送信しているのかは詳しく説明されていません。一方、サムスンが採用するデュアルオーディオ機能は「ハードウェアの制限」のため「Bluetooth 5.0を搭載する特定のデバイス」でしか使えないと説明されており、オーディオコーデックも標準のSBCしか使えないとされます。

アップルがBluetoothの規格をとりまとめる業界団体 Bluetooth SIG にプロモーターメンバーとして加わっていることを考えると、iPhoneに搭載するBluetoothの機能をアップルが独自に拡張するようなことは考えにくい気がします。ただ、サムスンが言うBluetooth 5.0の仕様に基づくアプローチで実現できるのなら、アップルもそれに倣う可能性はありそうです。そしてこの場合は、すでにBluetooth 5.0を採用している既存のiPhoneでも新機能が利用できる可能性が出てきます。

今回の話題は実現性を含めてあくまでうわさでしかありません。とはいえ、アップルは昔から音楽と製品の関わりを深く持っており、ユーザーが音楽をもっとシェアしやすくするために、複数のBluetoohオーディオ機器の切り替えの手間をなくす工夫は考えていてもおかしくはありません。