横断したい歩行者を認識するカメラ搭載信号システム、オーストリアで開発

ボタンを押す必要はありません

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2019年05月29日, 午前 05:00 in gadgetry
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pedestrain traffic lights
日本でも各地に導入されている押しボタン式の歩行者用信号。両手が荷物で塞がっており、ボタンを押しにくいという経験をしたことがあるかもしれません。また、車が来ていないので赤信号のまま渡ってしまい、信号が変わったときには誰も待っていないなんてことも。

そんな状況を変えるかもしれない、カメラ搭載の歩行者用信号がオーストリアで開発されました。

カメラを搭載するこの信号システム、信号付近の8x5mの範囲をカバーしており、その中から道路を渡ろうとしている人を認識、青信号への変更を通知します。あとの処理は押しボタンの場合と同じですが、ボタンを押すよりも3~4秒早く対応できるようになるとのことです。

これだけだと、車を検知して信号を変える仕組みと大差ありませんが、このシステムではより柔軟な制御を実現しています。たとえば、渡る人数が多ければ青信号を長めにしたり、信号が変わる前に立ち去ってしまったら、信号の変更をキャンセルするなどです。

また、カメラが付いていることでプライバシーの懸念もありますが、そこも配慮されており、画像認識などの処理はすべてローカルで実施されます。

こういったシステムはとりあえず開発したしただけで終わってしまうことも多いのですが、すでに2020年末までにウィーンでの導入が決定しているとのことです。

費用対効果などが気になるところですが、導入が進めば、押しボタン式信号が押されたために車が止まっているけど誰も渡っていない......といった光景はなくなるのかもしれません。
 
 

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