人気のVR音楽ゲーム Beat Saber (ビートセイバー)が、Oculus Quest版でもカスタム曲の追加に対応する計画を発表しました。
オリジナルのPC版では公式のカスタムレベルエディターが提供され、正式に独自の譜面を追加できるようになりましたが、ケーブルなしのスタンドアロンで遊べるOculus Quest 版でも今後、PCで作成した曲を遊べるようになります。
Beat Saberは二本のコントローラをライトセーバーのような剣に見立て、飛来するブロックを音楽にあわせてスパスパと斬りまくるVR剣舞ゲーム。開発はチェコ・プラハ拠点の少人数インディーゲームスタジオBeat Games。
無名の二人組が作った第一作でありながら、2018年のPC版リリースと同時に人気を博し、PCの各VRプラットフォームのほかプレイステーション4のPS VRにも移植されました。2019年3月には、VRゲームとしては大ヒットの売上100万本を記録しています。
Oculusのスタンドアロン型VRヘッドセット Oculus Quest には、本体と同時発売の目玉ゲームとして登場。熱中しすぎてPCやPS4につながるケーブルを引っ掛けてしまう危険もなく、それ以上にQuestだけ持ちあるけばどこでも、誰とでも遊べる快適さから、Oculus Quest のキラータイトルのひとつとなっています。
いわゆる音ゲー、音楽ゲーム / リズムゲーム / ダンスゲームでは遊べる曲の豊富さが重要ですが、PC版のBeat Saberでは早くから非公式に楽曲を追加する方法があり、自作曲が大きなコミュニティを形成し人気に貢献していました。
つい先日にはPC版の公式なレベルエディターがリリースされ、ユーザーが自由にカスタムレベルを遊べる環境になっています。
#OculusQuest: We're adding support for Custom Levels for Quest to one of the future updates! You will be able to create Custom Levels in our Level Editor on PC. ✌️
— Beat Saber (@BeatSaber) May 29, 2019
We're now working on the best solution. Stay tuned! pic.twitter.com/AfeN7inYQs
Oculus Quest は Beat Saber のためだけに買ってもいい、といった言い方さえよく耳にする一方、PC版の熱心なプレーヤーからは、いくら快適でもカスタムレベルが遊べないならあんまり......という反応もありました。
そうしたなか、今回の発表ではPC版のエディターで作ったカスタムレベルがQuestでも遊べるようになることが初めて明らかにされました。
「将来的なアップデートの一部として追加予定」「最適な方法(を見つけるため)に取り組んでいる」とされており、時期や具体的な方法、有料アップデートなのかどうかなどは不明。しかし、Quest版ビートセイバーを早速遊んでいるプレーヤーや、買おうかなと悩んでいた層には朗報です。
なお開発者によると、PlayStation 4は「閉じたプラットフォーム」なのでカスタム曲に対応できないとのこと。
#OculusQuest の #BeatSaber すごい。ほぼRiftと同じだ。元から抽象的でシンプルとはいえ。
— Ittousai🤖Engadget JP (@Ittousai_ej) May 23, 2019
開発者 Jan "Split" Ilavsky @Split82 氏によると、ほぼ同じに見えてシェーダは8割書き換えているとのこと。
動画は気づいた人が笑ってください🤪
コントローラの輪っかがRiftと上下逆だから...(言い訳) pic.twitter.com/n6TomivEag