HoloLens 2は視野角よりアイトラッキングに感動

先行体験インプレ

小口貴宏(Takahiro Koguchi)
小口貴宏(Takahiro Koguchi), @TKoguchi787
2019年05月30日, 午後 04:45 in ar
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engadget
マイクロソフトが日本で今年後半に発売する最新ホログラフィックゴーグル「HoloLens 2」を先行体験。さまざまな変更点を体感してきました。

一言でいうと、視野全体をAR化する「俺たちの考える最強のAR」にはまだまだ達していません。視野角は初代に比べて2倍となり、ARの表示領域が大幅に広がっているものの、それでも視野の一部。小窓からARを覗いている感は否めません。

とはいえ、視野角拡大の恩恵で、ARオブジェクトを探すために首を上下左右に振りまくる必要性は初代に比べて大幅に減少。業務での実用性が増しています。また、視野角1°あたりの解像度も初代に比べて2倍(HoloLens 2は47ピクセル、初代は23ピクセル)となり、視認性も高まっています。

また、装着性も向上しています。初代は重心が前方に偏っており、長時間の装着では頭が痛くなることがありました。一方のHoloLens 2では重心を中央に置いたことで、重量は変わらずも軽い装着感に。バッテリーの連続駆動は3時間と進化はしていませんが、装着性の改善により実質的に長く使えそうです。

また、レンズ部分を帽子のバイザーのように跳ね上げられるので、装着中でも裸眼で人と会話できるようになりました。

最も感動したのはアイトラッキング精度の高さ

そして、HoloLens 2で最も感動したのが、アイトラッキング精度の高さです。HoloLensの父、キップマン氏が『世界最先端のアイトラッキング技術を搭載した』と豪語していましたが、本当に的確にポイントをあわせてくれます。そして声で「ポップ」と言うとクリックできます。

その精度たるや、MacBook Proの広大なトラックパッド、いやスマホのタッチパネルのよう。従来のアイトラッキングは軌道がブレて、思うように操作ができないイメージだったのですが、HoloLens 2のアイトラッキングはまるで新次元。文章のスクロールも目線だけで自然に行えます。


▲MozillaはHoloLens 2対応ウェブブラウザー「Firefox Reality」を発表済。アイトラッキングで自然に操作できると思われる

ノートPCもトラックパッドを廃して、アイトラッキングに置き換えてもいいんじゃないかと思うほど。こちらはぜひ皆さんにも体験していたきたいです。

また、10本の指を認識し『AR上のボタンを押す』『AR上の物体を掴む』といった動作を直感的に行えるのもHoloLens 2の特徴。なお『掴む』操作はまだ開発版のためか、反応しないことも多々ありました。こちらは発売までの修正に期待したいところです。


▲MS公式のデモではAR上でピアノが弾けることも示された

発売は今年後半、トヨタ自動車が導入予定

実機を試用できたのはわずか10分間ですが、初代HoloLensからの進化をしっかりと感じることができました。HoloLens 2は日本で今年後半に法人向けに発売予定。また、トヨタ自動車が販売店で導入予定であることも明かされています。


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