▲microSDカードとSIMカードが排他利用ではないのもポイントです(写真の端末はmoto g7 power)
moto gは、ハイエンドのmoto zと普及帯のmoto eの中間に位置づけられ、手頃な価格帯でありながら満足できるレベルのカメラやスペックが備わっているのが特徴のシリーズ。今回発表された3機種では、手首をひねってカメラが起動できるなどのジェスチャー操作に加え、3本指タップでのスクリーンショットやワンボタンナビといった、Motorolaならではの操作体験がアップデートされているのも特徴です。
また、いずれの機種もGoogleの法人向け推奨規格「Android Enterprise Recommended」を取得。ビジネス用途での需要にも対応しています。
▲写真左から「moto g7 power」、「moto g7」、「moto g7 plus」
左からグッド、ベター、ベストとのこと pic.twitter.com/SzyalACVSk
— ACCN @EngadgetJP (@ACCN) 2019年5月30日
moto g7 plus
「moto g7 plus」(税別3万8800円)は、今回発表された3機種中で一番ハイスペックな端末です。背面カメラは1600万画素+500万画素のデュアル仕様で、光学式手ブレ補正を搭載。構図を自動で補正してくれる「AIカメラ」や、集合写真時に被写体の笑顔を認知してシャッターを切ってくれる「自動スマイルキャプチャー」、夜間などの低光源なシーンで写真をきれいに仕上げるといった強みも備えています。
ディスプレーは6.24でフルHD解像度。ステレオスピーカーを搭載しており、動画視聴も十分に楽しめそうです。バッテリー容量は3000mAhで、カラバリはディープインディゴとビバレッドの2色。
カッパ...ではなく、ビバレッドでございます。Plus(最上位)で冒険する辺りがほかと違いますね pic.twitter.com/D81x0kRXfi
— ACCN @EngadgetJP (@ACCN) 2019年5月30日
moto g7
「moto g7」(税別3万800円)は、背面カメラの画素数こそplusに劣りますが、1200万画素+500万画素デュアルカメラ採用モデル。表裏ガラスにはコーティングが施され、高級感のある仕上がりが特徴です。バッテリー容量は3000mAhで、セラミックブラックとクリアホワイトの2色が用意されます。moto g7 power
「moto g7 power」(税別2万5800円)は、5000mAhの大容量バッテリーが最大の特徴となる端末。プロセッサーやカメラ、ディスプレイなど、スペック的には上記の2モデルに軍配が上がりますが、バッテリー残量を気にすることなくスマホをイジり続けたい人にはおすすめです。各端末の詳細なスペックは以下のとおりです。
▲moto g7 powerのみau回線には非対応
それぞれのカメラの特徴 pic.twitter.com/36JdYuG5CL
— ACCN @EngadgetJP (@ACCN) 2019年5月30日
おサイフケータイや防水機能には対応していないものの、「QRコード決済で支払う」「お風呂で動画は見ない」「兎に角コスパ!」「moto好き!」といった人には響きそうなmoto g7ファミリー。
筆者はそこまでカメラに対するこだわりがないので、大容量バッテリーでお手頃価格のmoto g7 powerが気になります。また、ゲーム中に有線接続でボイスチャットをしたいので、どの機種もイヤホンジャック搭載なのが個人的には嬉しいポイントですね。
▲3機種とも専用のクリアケースが付属します
製品発表会ではモトローラー・モビリティ・ジャパン代表取締役社長ダニー・アダモポウロス氏が登壇し、以下のようにコメント。
「新しいmoto gシーリーズを紹介できることにワクワクしています。レノボが先週発表した昨年度の成績では、一定期間赤字だったモバイルビジネスの体制を見直したことで回復傾向にあります。過去3四半期連続で黒字を達成しました。事業再編において日本は中核市場です。
本年度の計画としては、MVNOとSIMフリースマホのバンドルと、法人案件の強化。1万8000円から4万円のミドルレンジであるmoto gシーリーズとmoto eシーリーズに注力します。
日本でも周波数の割当てがあったG5ですが、Motorolaは既に米国でVerizon回線で利用できる5Gスマホを販売しています。今後も5Gに関する製品は発売予定ですが、『いつ』『どれくらいの量』かは現時点では秘密です」と微笑みました。