次期macOSでiTunesが終了するとの噂が報じられたばかりですが、それを裏付ける事実が次々と伝えられています。1つは各種ソーシャルメディアに置かれたiTunesページの廃止が進められていると思しきこと。まず海外掲示板のRedditユーザーが、FacebookのiTunesページから記事や写真、ビデオを含むコンテンツが削除されていると報告しています。
米アップル関連情報サイトMacRumorsによれば、同ページの5月31日(米現地時間)時点でのキャッシュでは利用可能なコンテンツが確認されていたので、発見が報告された6月1日の過去24時間以内に行われたものと推測されます。
それらiTunesページのコンテンツは、そのままFacebook上のApple TVページへと移行。「いいね!」の数やページ作成日も元のiTunesページを引き継いでいます。
またInstagram上のiTunesプロファイルからも全ての写真やビデオ投稿が削除されており、こちらも新規のApple TV+プロファイルにユーザーを誘導しています。が、Twitterアカウントは現時点ではまだ健在であり変化は見られません。
これまでの噂をまとめれば、日本時間で6月4日午前2時開催のWWDC19ではiTunesの終了が発表され、それに代わるものとしてMusic、TV、Podcastの新アプリ3つが登場といったところです。一方では、コンテンツを購入できるiTunesストアが廃止されるとの情報はありませんでした。
ところが、楽曲やアーティストへのiTunes(itunes.apple.com)へのリンクがmusic.apple.comにリダイレクトされているとの報告があり。「iTunesからMusicへの移行」がストア面でも推進されているようです。
I haven't seen it reported elsewhere, but as of last weekend all https://t.co/tCyWJ9I1D3 links redirect to https://t.co/c1nzdCWhSp — a likely indicator that the brand is done (the app will be fine for those of us who need it.)
— Craig Hockenberry (@chockenberry) June 2, 2019
さらにアプリやPodcast、テレビ番組や映画、電子書籍へのiTunesリンクの削除も進んでいるとのこと。代わりに、apps.apple.com、podcasts.apple.com、tv.apple.com、movies.apple.com、books.apple.comなどのカテゴリ別のリンクへの差し替えられていると報告されています。
everything else is in dev. https://t.co/zhpCVhMby4 is the weirdest one because it doesn't seem to be configured right. pic.twitter.com/Uos758U89K
— Kyle Seth Gray @ WWDC and Layers (@kylesethgray) June 2, 2019
WWDC19の開催まであとわずか。約18年ものiTunesの歴史にピリオドを打つカウントダウンが始まっているのかもしれません。