6月5日のおもなできごと
2002年、Mozilla Foundationが「Mozilla 1.0」をリリース2009年、日本エイサーがCULVノートとなるAspire Timelineシリーズを発売
2014年、ソフトバンクが「Pepper」を発表
2017年、ソニーがデジタルペーパー「DPT-RP1」を発売
2018年、PFUが「REALFORCE R2 テンキーレス PFU Limited Edition」を発売
2002年:ブラウザー、メール、ニュース、HTMLエディアなどを含むインターネットスイート「Mozilla 1.0」
オープンソースで開発されたインターネットスイートが「Mozilla」。この最初のメジャーバージョンが公開されたのが、2002年の今日です。
Mozillaの歴史をたどると、1998年に行われたNetscapeのオープンソース化によるプロジェクト名の「Mozilla」が最初。開発の中心となっていたのがMozilla Organizationで、ブラウザーを含む、メールクライアントやニュースリーダー、HTMLエディタといったソフトウェアを開発していました。中でも有名なのが、レンダリングエンジンの「Gecko」でしょう。このレンダリングエンジンはMozilla以外でも利用できるため、後に、様々な派生ブラウザーが生まれました。
統合環境となるインターネットスイートとして登場したMozilla 1.0ですが、統合環境としての魅力より、ひたすらソフトが重たくなっていることへの不満のほうが多かった記憶があります。こういった流れを受けてか、スタンドアローンのブラウザーとして「Phoenix」(のちにFirebird、そしてFirefoxへ変更)と、メールクライアントとして「Thunderbird」が開発されるようになりました。
今でもMozilla 1.0がダウンロードできたので、試しにWindows 10へとインストールしてみたところ、(いろいろとワーニングやらは出てきますが)ちゃんと起動できて驚きました。なお、古いブラウザーはセキュリティ上好ましくないので、利用はオススメできません。
2014年:ソフトバンクが、感情を理解して自ら動くというロボット「Pepper」を発表
人の感情を理解し、学習しながら進化していくとされたヒューマノイドロボットが「Pepper」。音声での会話だけでなく、身振り手振りを含むジェスチャーも可能というのがユニークなロボットです。
価格は本体が19万8000円、月額基本プランが1万4800円、保険が月額9800円。3年契約が基本となるので、総額だと100万円を超える買い物となります。そのため、個人で購入するというよりは、店舗での案内アナウンスといった用途で使われることが多かったように思います。実際、街中で見かけることも多くありました。また、プログラミング可能ということで、Pepperを使うハッカソンなども開催されました。
人を認識し、自然な会話ができるとの触れ込みで注目されましたが、実際のところどうなのか。このあたりは実際にPepperを購入し、一緒に暮らしていたスマホ・ケータイジャーナリスト、石川温氏の記事を読んでいただければ大体のところはつかめるのではないでしょうか。
なお、Pepperは今年の4月に初のメジャーアップデートが行われ、ハード・ソフトとも大幅に改良されています。ちゃんとした会話ができるようになったほか、胸のタブレットがAndroidへと変更されました。なお、賛否いろいろとある外見は従来モデルのままです。