PC版『シェンムーⅢ』、Epic Gamesストアで独占配信。一部バッカーから怒りの声

Epicの強引さが目立ちます

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年06月11日, 午後 04:00 in gaming
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6月10日(米現地時間)、世界最大のゲーム見本市E3に合わせて開催された独自イベント"PC Gaming Show"にて『シェンムーⅢ』の最新トレーラーが公開。その中で、PC版はEpic Gamesストアでの独占配信となることが発表されました。
「シェンムーⅢ」は、「スペースハリアー」や「アウトラン」で知られるゲームクリエイター鈴木裕氏が手がけた「シェンムー」シリーズの最新作。1999年に第1作がドリームキャスト用に発売され、続編の『シェンムーⅡ』までに全11章のうち6章までは圧縮して描かれながらも、物語は未完に終わっていました。

その後、オープンワールドゲームの先駆けとしてのカリスマ的な人気に応え、2015年には「シェンムーⅢ」のKickstarterクラウドファンディングキャンペーンが実施されました。そこで一夜にして200万ドルを集める絶大な支持を背景として制作が決定したしだいです。たびたび延期をくり返しつつ「それを含めてシェンムー」というファンの声援のもと、現時点では2019年11月に発売予定とされています。

PC版のEpic Gamesストア独占配信について、公式サイトによれば「シェンムーⅢ」はUnreal Engine 4を採用して開発を進めており、今までもEpicからはとても良いサポートを受けていたこともあり、提携先のDeep Silverとの協議の結果、一番ベストな配信先として同ストアを選んだと述べられています。

しかしKickstarterページのコメント欄では、記事執筆時点で実に500人以上のバッカー達から批判が殺到。7万人近くのバッカーの中ではごく一部に過ぎませんが、それでも異常事態とはいえます。

その批判はおおむね、約束されていたSteamで配信されないことに集中しています。これまで「シェンムーⅢ」はPS4/Steam向けにリリースが予定されており、実際にSteam版のページも開設済みです。

なぜこれほど炎上しているかといえば、考え得る理由の1つはEpic Gamesストアによる強引な独占配信が目立っていること。今年初めにも「Metro Exodus」が発売の2週間前に同ストアにて1年間の独占配信とされ、Steam版は支払い済みのユーザーを除いて予約購入ができなくなっていました。

もう1つは、Epic Gamesストアのインターフェースやサービスが、ユーザーにとってはお世辞にも有り難いとはいえないこと。同ストアは今年3月、クラウドセーブやコミュニティ、実績機能などの開発ロードマップを発表していましたが、つまり現状では最低限の機能しか実装されていないわけです。海外掲示板RedditユーザーがSteamとEpic Gamesストアの機能比較を下記の表にまとめ、ストア格差を可視化しています。
epic
現時点では、Steamバージョンを望んだバッカーが、何らかの形で返金を受けられるかどうかは不明です。独占配信を望まれるほど『シェンムーⅢ』が高く評価された現れとも言えますが、ファンが主人公・芭月涼の活躍を素直に楽しめるよう配慮を望みたいところです。

 
 

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