アップルのジョニー・アイブが退社、独立へ。iPhone や iMacを手がけた最高デザイン責任者

サー・ジョナサン

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2019年06月28日, 午前 08:32 in apple
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アップルの最高デザイン責任者ジョニー・アイブが、27年勤めたアップルを年内に退社します。

アップルの発表によれば、ジョニー・アイブは自身の独立したデザイン会社を興し、退社後もアップルを主要クライアントとして「幅広いプロジェクトに、密接に」協力してゆく予定です。

ジョニー・アイブは1967年生まれの英国人インダストリアルデザイナー。社外のデザイナーとしてPowerBookのデザインに関わったのち1992年からアップルに入社し、1997年からはデザイン担当の上級副社長、2015年には新設の最高デザイン責任者 CDO に就任しています。

代表作は iMac や iPod 、iPhone、iPad 、MacBook など。スティーブ・ジョブズ復帰後の成功したアップル製品のイメージ、特にガラスとアルミでシンプル・ミニマルなスタイルを確立したデザイナーです。




ティム・クックのコメントは、「ジョニーはデザインの世界で無二の存在であり、アップルの再興に果たした貢献は言葉に尽くせません。1998年の画期的なiMacからiPhoneまで、そして近年では前例がないほど野心的なApple Parkに多大な労力を注いできました。」「ジョニーの才能は今後も独占プロジェクトを通じて直接に、またかれが作り上げた情熱的で才能あふれるデザインチームを通じて、アップルに引き続き貢献してくれます。ジョニーとは長年にわたり力をあわせてきましたが、アップルとジョニーの関係が今後も長くさらに発展してゆくことをとても嬉しく思っています」。

ジョニーアイブ本人のコメントは、「30年近く、数えきれないほどのプロジェクトに携わったなかでも、アップルの比類ないデザインチームと仕事のやり方、文化という長く続く作品をともに作り上げたことをもっとも誇りに思います。デザインチームは今、アップルの歴史のどの時点よりも強く、活発で才能に満ちています」「デザインチームは今後も、ともに力をあわせてきたエヴァンスやアラン、ジェフの優れたリーダーシップのもと、ますます発展してゆくでしょう。アップルで同僚であったデザイナーたちはこれからも親友であり、全幅の信頼を寄せるかれらと今後も長きにわたって協力してゆけることを楽しみにしています」(英文リリースからの筆者抄訳)。

追記:サー・ジョナサン本人は Financial Times のインタビューで、退社のきっかけや新会社について語っています。

・新会社の名前は LoveFrom。「いまのところ」カリフォルニア拠点。年内にアップルを退社したのち2020年から正式稼働予定。
・LoveFromには、アイブの盟友であり2014年からアップルに加わっていた著名デザイナーのマーク・ニューソンも参加。
・そのほか、いわゆるインダストリアルデザイン以外の分野からも、幅広い人材が設立当初から参加する。
・アップル退社のきっかけのひとつは、2004年から取り組んできたアップルパーク(新本社)など、いくつかの重要なプロジェクトが完了したこと
・社名のLoveFromはスティーブ・ジョブズの言葉から。仕事へのモチベーションについて。ひとりひとりのユーザーと実際に会ったり話すことはないとしても、人々に対する愛情と気遣いをもってものづくりに取り組むことを通じて、人類全体に対する感謝を表現することになる云々という発言。
 
 
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