Windows 10に搭載されている音声アシスタントといえばCortanaですが、最近では検索機能から分離されたほか、Windows 10 Home以外ではセットアップ時の音声ガイドもデフォルトで無効になるなど、OSからの分離が進みつつあります。
そんな動きの1つなのか、まだベータ版ではありますが、CortanaがMicrosoft Storeで、スタンドアロンアプリとして配信されました。これまで、CortanaのアップデートはWindows Updateとして配信されていましたが、今後は、Windowsとは別に更新がかけられるようになります。
以前、WindowsでCortana以外のアシスタントが利用可能になるのではとの噂もありましたが、いまのところ置きかえられるようにはなっていません。それでも、Windows 10向けにハンズフリー操作に対応したAlexaアプリがリリースされており、その下地はできているとも言えます。
今回の単独配信は、この流れを加速させる可能性もありそうです。
関連記事:
次期Windows 10では、Cortanaの代わりにAlexaを利用可能に?
PC版Alexaアプリがハンズフリー操作に対応。最小化していてもホットワードで利用可能に
マイクロソフト、次期Windows 10からセットアップ中のCortana音声ガイドを無効に
次期Windows 10では、Cortanaの代わりにAlexaを利用可能に?
PC版Alexaアプリがハンズフリー操作に対応。最小化していてもホットワードで利用可能に
マイクロソフト、次期Windows 10からセットアップ中のCortana音声ガイドを無効に
とはいえ、すでにAndroidやiOS向けにもCortanaは配信されているので、これらとアップデートのタイミングを合わせる意味でも、Windows向けのCortanaが独立したアプリになるのは自然なことかもしれません。
また、Microsoftは5月に開催されたBuild 2019で、AIアシスタントと自然な会話を行える新技術を披露しています。この技術をCortanaに組み込むともしており、今回のアプリリリースは、その下準備と考えることもできそうです。
いずれにしろ、Cortanaがこの先どうなるのか、正解が分かるのはもうしばらく先になりそうです。