NASAの系外惑星探索衛星、地球よりも小さな惑星を発見。ただし金星によく似た灼熱環境か

暴走温室効果

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年07月1日, 午後 04:00 in Space
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NASA's Goddard Space Flight Center
NASAのトランジット系外惑星探索衛星(TESS)が、太陽系外に地球よりも小さな惑星を発見しました。L 98-59bと名付けられ、地球から34.6光年の距離にあるその惑星は、大きさが地球の約80%で火星と地球の中間ほどの大きさしかありません。これは、これまでにTESSが発見した最小の惑星よりもさらに10%も小さいものです。ただ、残念ながらこの惑星もまた生物が住める環境ではないようです。同じ系で発見されたL 98-59c、L 98-59dも含めたL 98-59系の惑星たちはすべて、金星のような温室効果の暴走による灼熱地獄状態だと考えられます。

運用開始から1年を迎えるTESSケプラー宇宙望遠鏡と同様に、恒星の前を惑星が通過することで発生する減光現象をもとに惑星を発見するトランジット法を使って惑星を発見します。

なお、今回の惑星はTESSが発見した中では最小ですが、ケプラー宇宙望遠鏡の観測では月よりわずかに大きいだけしかない惑星も発見されているため、NASA全体としては最小の惑星ではありません。とはいえ、TESSはケプラー宇宙望遠鏡に比べはるかに宇宙を広範囲に観測できるようになっています。2021年3月に打ち上げ予定のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とも連携して、今後地球と同様にわれわれが居住可能な岩石惑星の発見が期待されています。

なお、TESSによる惑星探索は系外に生命が存在するかどうかを調べるためだけではありません。様々な惑星のデータを取得・分析し、それらがどうやって灼熱、極寒の星になってしまうのか、それとも地球のように海を持てるようになるのかを説明するのに今後役立てられるはずです。

 
 

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