Project Catalystスタッフ「なぜiPadアプリからMac移植なのか」を語る

iPadとMacの画面サイズが近いから

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年07月2日, 午後 04:00 in apple
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iOSアプリの開発者がほとんど手間を掛けずにiPad用アプリをMacに移植できるとうたわれた「Project Catalyst」。その戦略的な狙いやアプリ開発の現状、今後の課題につき、アップル社内のマーケティングおよび開発チームに取材した詳細な内容が報じられています。海外テックメディアArsTechnicaは、アップル社内チームおよびサードパーティの開発者に話を聞き、Project Catalystの現状を深く掘り下げています。まず焦点を当てられているのが、Mac/iPhone/iPadのアプリを単一のソースコードから生成できる開発環境とされながら、実際には「iPadからMac」への移植に重きが置かれていることです。

macOSのマーケティング担当シニアディレクターのTodd Benjamin氏によれば、これはiPhoneよりもMacと画面サイズが近いiPadからの方が「より自然な移行」だから。さらに「iPhoneアプリとiPadアプリの違いは、後者の方が広い画面でのデザインの蓄積があることです」と述べています。

さらにCocoaエンジニアリングマネージャーのAil Ozer氏は、プラットフォームに適合してないモバイル移植がデスクトップに溢れかえる懸念を未然に防ぐためであると指摘。「これは、現在の形式のiPhoneアプリが正しいデザインではない可能性があると開発者に認識させるための方法の1つです」と付け加えています。

そしてProject CatalystによりiPad版をMacに移植しているTwitterやTriplt(旅行先で必須のチケット情報などを一括管理するアプリ)、ゲームアプリAsphalt 9の開発者達の感想も掲載。どのアプリのスタッフも全体的に使いやすく「ただ仕事ができる」と好感触を語っています。

ただ、iPadからMacへの移植アプリが、Macにふさわしいリッチな経験を確実に提供するためには、ユーザーからのレビューが大きな要素になるとのこと。アップルのパートナー管理および開発者関係担当シニアディレクターShaan Pruden氏は「結局は顧客の反応と評価にかかっています。(レビューこそが)開発者を正しい振る舞いに駆り立て、やるべきことをやらせて怠けさせない力になればと願います」と述べています。

ArsTechnicaはProject Catalystでの実際の開発作業や、「なぜWebアプリがあるのにネイティブMacアプリを作るのか?」といった広汎かつ詳細な疑問を関係者達にぶつけています。興味のある方は、原文にあたって読破してみてもいいかもしれません。

 
 

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