Microsoft Windows 10
Microsoftが、Windows 10 Insider Preview ビルド18936(20H1)をFirst ringで公開。パスワードを使用せずにMicrosoftアカウントへのサインインを行うオプションの提供を開始しました。ただし、まだすべてのInsiderに提供されているわけではないとのことです。

Microsoftはこれまでも、Windows HelloでFIDO2認証を取得したり、EdgeブラウザでWebAuthをサポートするなど、パスワードレス化に積極的に取り組んでいました。今回のパスワードレスオプションは、こういった取り組みを後押しするものになるかもしれません。
Windows上でMicrosoftアカウントにサインインするには、これまでもパスワードの他にWindows Helloによる顔認証や指紋認証、PINといった選択肢がありました。

では今回のパスワードレスとはどういうことかと言いますと、そのデバイス上からのMicrosoftアカウントへのサインインにパスワードが利用できなくなり、Windows Hello(顔認証、指紋認証、PIN)やセキュリティキーの使用が必須になるというもの。つまり、パスワードを使ったログインを禁止するための設定というわけです。


Microsoft Windows 10

日常的にパスワードを利用していると、ショルダーハック等でそのパスワードが漏れてしまった場合、Microsoftアカウント全体を乗っ取られる可能性があります。代わりにPINを利用すれば、仮にPINが漏れたとしても、そのデバイスがなければ意味がありません。生体認証ならより安全でしょう。

なお、ビルド18936では、パスワードレスサインインのほか、Surface Goでしか利用できなかった、Androidの画面をWindows PC上に表示するスクリーン共有機能を、Surface LaptopやSurface Pro 4/5/6などに拡大。また、タスクバーからカレンダーに直接予定を追加可能になっています。

なお、今回はInsiderプログラムの中でも、新機能を積極的に試すユーザーのためのFirst ringでの配信。これらの機能がリリース版に反映されるのは、開発コードである20H1からも想像できるように、来年前半の大型アップデートかそれ以降となります。