アップル、サムスンに825億円の違約金を支払ったとの噂。iPhone販売不振で十分なOLEDパネル発注できず

OLED版iPadやMac登場の可能性は低くなった?

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年07月15日, 午前 11:15 in apple
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アップルは約束した量のフレキシブルOLEDパネルを購入しなかったため、サムスンに違約金として約9000億ウォン(約825億円)を支払ったとの噂が報じられています。

今月初め、サムスンは第2四半期の業績発表を発表。その中で「顧客一社からの一時的収入」を報告していましたが、支払った顧客はアップルだった可能性が高まったかたちです。韓国業界誌The Elecは「(OLED)パネルの発注数が足りなかったから、アップルは約9000億ウォン以上の違約金を支払った」とのメリッツ証券会社アナリストの報告を伝えています。

サムスンがアップルに対して「数億ドルもの違約金」を請求していたとの噂は、先月下旬に韓国ニュースサイトのET Newsが報道。サムスンディスプレイは「アップル専用」の大規模な施設を確保し、当初は年間約1億台分ものiPhone用OLED生産を予想。しかし、最初のOLEDパネル採用デバイスとなったiPhone Xの売上が振るわず......といった経緯が伝えられていました。

その時点では違約金を支払う代わりに、アップルが「タブレットやノートブックにOLEDパネルを採用」を提案しているとの観測もありました。

今年初めから、アップル向けOLEDパネルを生産する工場の稼働率は低かったとの報告もあります。市場調査会社によれば、忠清南道の牙山市にあるサムスンディスプレイのA3工場(9つの生産ラインのうち7つがアップル専用)は3月に27.2%、4月に24.5%、5月に28.7%だったとのこと。これは前年3月と4月、それぞれ45.6%と55.6%と比べれば、明らかに低い数値です。

アップルがサムスンに巨額の支払いをしたことが事実だったとしても、必ずしも違約金とは限りません。上記の「タブレットやノートブックにOLEDパネルを採用」案で合意し、将来のOLED版MacやiPad向けパネルの購入代金を前払いした可能性も否定できないでしょう。

ともあれ、「iPhone向けのOLEDパネルを生産する工場の稼働率が下がっていた」ことは事実のようです。アップルとサムスンはともに、スマートフォンの売上げ低迷に対して根本的な対策を迫られることになりそうです。

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