ポケモンGOやIngressの原点『Field Trip』が年内サービス終了。ナイアンティック初の位置情報アプリ

あまり知られていませんでしたが

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年07月15日, 午後 04:00 in ar
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Niantic

ポケモンGOや『ハリー・ポッター:魔法同盟』などの開発・運営元ナイアンティックは、同社が作った初の位置情報モバイルアプリ『Field Trip』のサービスを年内に終了することを発表しました。本アプリがリリースされたのは、まだ同社がGoogleの社内ベンチャーNiantic Labだった2012年のこと。その内容は、GPSを有効にして街を歩き、登録された名所や旧跡に近づくと、プッシュ表示で教えてくれるというもの。位置情報を元にして現実世界を楽しくするロケーションベースという意味でも、ユーザーが名所を申請できる仕組みについても、後のIngressやポケモンGOなどの方向性を作ったアプリです。

Field Tripは位置情報アプリの技術だけでなく、コンセプト的にもナイアンティックの原点と言えます。同社の初期の使命だった「世界を探検し、新しい友達をつくり、外に出て身体を動かす」という考えは本アプリで形にされ、現在の企業ミッション「Adventures on Foot/歩いて冒険しよう」はその3つの核の上に成り立っているとのことです。

すでにApp StoreとGoogle PlayからはField Tripのアプリは削除済みで、現在ダウンロードはできません。年内にサービスを終了した後は、サポートもなくなります。

Field Trip終了の決断にいたった理由は「世界中のたくさんのプレイヤーの方々にむけてすばらしいAR体験をつくることに集中するためには、優先順位を付ける必要」があるからとのこと。限られた社内リソースを、すでにユーザーも少ないサービスに割り当てる余裕はないということでしょう。

逆にいえば、ナイアンティック社内の優先順位しだいでは、続編やリブート版、志を継承・発展させた新作が出る可能性もあると解釈できます。HoloLens 2など、現実の風景とアプリ情報を融合するARヘッドセット/メガネが軽量化と低価格化を実現して広く普及すれば、新生Field Tripが帰ってくるかもしれません。
 
 

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