気球インターネット企業Loon、成層圏で合計100万時間飛行を達成

総移動距離は地球1000周相当

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2019年07月24日, 午後 06:20 in internet
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Loon
Googleの親会社Alphabet傘下のLoonが、成層圏での気球飛行時間合計が100万時間を超えたと発表しました。総移動距離は4000万Kmになり、これは月と地球を約50往復、あるいは地球を1000周するのに匹敵します。

Loonは、気球を用いた成層圏インターネット事業を手掛ける企業。成層圏に多数の気球を浮かべ、気球間でネットワークを構築し、地上ゲートウェイからのLTE電波をリレーして広範囲に展開します。もともとは、2013年にGoogleの先端技術研究所Google[X]でProject Loonとしてスタートしましたが、2018年に企業として独立。年内にも商業サービスをケニアで開始する予定です。


ものが気球なだけでに、風向きにより、常に狙った場所に留まれるわけではありません。しかし、Loonの気球は、高度により風向きが異なるのを利用し、この問題をある程度克服しています。気球の高度を調整することで、目的の場所に移動するわけです。この高度の調整にはAIを使用。世界中の気象モデルや、気球自身によるリアルタイムな測定データを用いて成層圏の風向きナビゲーションシステムを作成しています。

なお、気球ではありませんが、世界中のあらゆる場所にインターネットを届ける試みとしては、SpaceXが合計1万2000基の衛星を打ち上げる計画を発表しており、すでに最初の60基を打ち上げています。


こういった取り組みの普及により、世界中どこでもインターネット接続が当たり前にできる世の中は、意外と早くやってくるのかもしれません。
 
 

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