アップルが自社開発5Gモデムを2021年までに投入?クアルコム製を段階的に置き換えるとのうわさ

5G対応iPad Proの噂もありました

Kiyoshi Tane
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2019年07月30日, 午前 07:00 in apple
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NurPhoto via Getty Images

アップルが自社開発の5Gモデムチップを、2021年までに一部製品に投入を検討しているとの噂が報じられています。今月25日(米現地時間)、アップルはインテルのスマートフォン向けモデム事業の"大半"を買収したと正式に発表。これにより1万7000以上の無線技術の特許や設備とともに約2200人のインテル従業員が入社し、同社は強力なモデムチップ開発のリソースを得たことになります。

その一方、昨年末テクノロジー系メディアThe Informationは、アップルが自社製品に搭載するモデムチップを社内で開発しているとの噂を報じていました

米Reutersの匿名情報筋によると、アップルは2020年の5G対応iPhoneにはクアルコムの技術を使用するものの、2021年までには自社開発の5Gモデムチップを一部の製品に採用したい意向とのこと。新たに手中にしたインテルのモデム関連資産が、上記のプロジェクトを加速させる可能性があるわけです。

しかし、同情報筋はアップルが一気に自社開発チップに転換するのではなく、クアルコム製チップを段階的に置き換えていく可能性が高いとも述べています。

それは、同社が全てのネットワークおよびiPhoneを販売している諸国で、確実にモデムチップを機能させる基礎能力を養うため。歴史あるクアルコムの強みは通信の互換性をワールドワイドに確保できることにあり、アップルが自社モデムに移行するまでの期間は、依然として一部のモデムをクアルコムに頼る必要があるかもしれないとのことです。

アップルはクアルコムと6年間の半導体供給を含む契約を締結しています。その間にアップルは自社開発のチップをローエンド製品や旧モデルに段階的に導入しつつ、主力モデルには引き続きクアルコム製チップを使用する可能性が高いーーそんなチップ業界のベテランの証言も伝えられています。

アップルが最も生産台数が多いiPhoneに先行して、他の製品に新技術を投入することは十分にあり得そうにも思えます。たとえばiPad Pro(2018)はLightningポートからUSB-Cに置き換えられており、背面カメラ用のToF式3Dカメラも2020年のiPadに導入されてからiPhoneに採用されるとの予測もあります。そして2021年以降、5G対応iPad Pro発表が予定されているとの有名アナリスト予想も報じられていました。

今やアップルと5Gにまつわる話題の中心は「5G対応iPhoneはいつ出るのか」から「自社開発5GモデムチップをいつiPhoneに搭載するのか」にシフトした感があります。そう遠くない将来、主力製品への投入を控えたテストも兼ねて「iPhone以外のアップル5G製品」が登場するのかもしれません。
 
 

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