MediaTek、ゲーミングを意識した「Helio G90」シリーズを発表

価格を抑えたゲーミングスマホに期待

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2019年07月30日, 午後 06:45 in mobile
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MediaTek G90
台湾MediaTeKは7月30日、ゲーミングスマートフォンに特化した、Helio G90およびG90TのG90シリーズを発表しました。

G90とG90Tは、どちらもCortex-A76とCortex-A55を組み合わせたオクタコアプロセッサ。GPUはKirin 980やExynos 9820などのハイエンドSoCにも採用されている、Mali-G76。最大10GBのLPDDR4xメモリに対応します。モデムはCat 12 4G LTEモデムで、5Gモデムは非搭載です。カメラはシングルなら最大64MP、デュアル構成では24MP+16MPに対応します。

AI面では、GoogleアシスタントやAlexaなどを起動する、複数のホットワードに対応するとのこと。これは世界初だとしています。

このほか、MediaTekがHyperEngineと呼ぶ、スマートフォンゲームのパフォーマンスを向上させる技術に対応しているも大きな特徴です。

HyperEngineはいくつかの技術の組み合わせで、例えばWi-Fiの品質が低下した場合には、自動的にLTE接続をバックアップとして利用。そのWi-Fiでは、2.4GHzと5GHzの2つの帯域、あるいは2つのルーターに同時に接続が可能となっています。また、ゲーミングスマートフォンでは採用が多い、低タッチラグにも対応。HDR10規格をサポートするビジュアルエンジンも搭載します。

MediaTekといえば、どちらかというとミドルクラスなど低価格端末での採用が多い印象があります。G90シリーズがターゲットとしているゲーミングスマートフォンでは、ROG PhoneやBlackSharkなど、いずれもQualcommのSnapdragon 855を採用しているのが現状です。

G90シリーズ自体もハイミドルなSoCのため、ハイエンドモデルにG90シリーズが採用されることはなさそうです。ただし、G90シリーズを採用した、価格を抑えながらもゲームパフォーマンスの優れた端末が登場する可能性はありそうです。

なお、G90とG90Tの違いですが、いまのところ具体的な記載はないものの、G90TはG90のクロックアップモデルと考えられます。また、MediaTek G90シリーズの出荷がいつになるのか、採用端末がどうなるのかなどの情報はまだありませんが、近いうちに公開されることを期待したいところです。



 
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