Planetary Society
太陽光を帆に受けて推進するソーラーセイルの実証機、LightSail-2はその帆を展開した後、4日間のソーラーセイリングで軌道の最高高度を2km上昇したことを確認したと発表しました。同様に最低高度も2kmほど降下したものの、これは事前のシミュレーションどおりの結果であり、光による推進を実証できたと述べています。惑星協会は現在はLightSail-2のソフトウェアアップデートなどを行い、さらに1か月のあいだ太陽光による推進と制御を試験します。そして、そのあとは約1年をかけて徐々に軌道をはずれ大気圏に再突入することになります。

LightSail-2の太陽帆はボクシングのリングほどの大きさで、夕暮れや夜明けごろには太陽の光を反射して肉眼でも見えることがあるとのこと。惑星協会のウェブサイトでは現在LightSail-2がどこにいるのかや、飛行に関するパラメーターを公開しています。

世界100か国以上からの支援と、部分的にクラウドファンディングまでも使用して進められたこの惑星協会のプロジェクトは、どちらかといえば手づくり感の強いものですが、充分に注目に値するものです。そして、惑星協会は今回の飛行で得られたデータを、NASAのNear-Earth Asteroid(NEA) Scoutキューブサットなどのソーラーセイルプロジェクトに提供し、また関わっていきたい考えです。

将来的には、小さな人工衛星が太陽帆を拡げて位置修正をしたり、太陽帆を使った低コストな惑星間航行が可能になるかもしれません。