『地球に落ちてきた男』リメイクへ・Razerコラボの電動SUV・記録上最も暑い7月 : #egjp週末版176

暑すぎて冷房が効きません

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年08月5日, 午前 06:50 in Weekend
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Engadget
この1週間で拾いきれなかったニュースをいくつかダイジェスト的にお届けします。今回は「『地球に落ちてきた男』リメイクへ」「Razerコラボの電動SUV」「史上最も暑い7月」などの話題をお届けします。

フォルクスワーゲンID.RのニュルEV最速記録はただ速いだけじゃない

Volkswagen
フォルクスワーゲンがパイクスピーク・ヒルクライム用からニュルブルクリンク北コース向けに改造したプロトタイプEV、ID.RはただノルドシュライフェをEV最速で駆け抜けただけではありませんでした。20.8kmのコースを6分5秒336という驚異的なタイムで1周したとき、その間に消費したのはわずか24.7kWh。これはID.Rが搭載するバッテリー容量の1/4ほどでしかなかったとのこと。

ほぼ最大限のアタックラップであるにも関わらず、これほどまでにエネルギー消費が少ない理由のひとつは、強力なブレーキからの回生。これが全体のエネルギー消費の9.1%に相当するエネルギーを生み出しています。直線区間でリアウィングを寝かせて空気抵抗を減らし、速度を上げるDRS(Drag Reduction System)も、1周の間に20回、88.82秒もの間作動して、タイムを切り詰めるとともに消費エネルギーの削減に貢献していました。これはタイムアタックにかかった時間の24.3%にあたります。さらに言えば、バッテリーを充電する際のエネルギーもディーゼル発電機ではなく有害・有毒な排出物を発生しないグリセリンから作っているとのこと。

こうしたエネルギー効率化への取り組みは、ただID.R.を使った最速記録を生み出すためだけでなく、将来の市販EVへの転用の可能性を探りつつ行われています。

2019年7月はおそらく"記録される中でもっとも暑い7月"だった


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世界気象機関(WMO)が、今年の7月が記録が残る産業革命以降の地球においてもっとも暑い7月だったと発表しました。正確には7月29日までのデータまでしか集計されてはいないものの、この7月は産業革命以前の平均に比べて約1.2℃高かったとのこと。

これまでの最も暑い7月はエルニーニョ現象が猛威を振るった2016年でした。今年の場合はエルニーニョ現象はないものの、地球の温度上昇によって生み出された猛烈な熱波が欧州を襲い、記録的な暑さを生み出しました。それはグリーンランド、北極、そして北欧の氷河を劇的に溶かしており、北極圏では「前例のない」山火事が発生しています。


今年の5月は史上最も暑い5月、6月もまた史上最も暑い6月でした。温暖化ガスである二酸化炭素の濃度が、人類始まって以来の高さに達しているとされることを考えれば、この結果はさもありなんと言ったところ。トランプ政権は足下の地域経済のためだけに石炭火力発電を後押ししています。もし世界的に環境を無視した政策が広まり、気温が上がりつづければ、人々は命の危険を回避するために冷房をフル稼働し、さらにエネルギー消費が高まっていく悪循環になるのではないかと思わざるをえません。

ゲーミング機器Razer仕立ての電動SUV、限定88台



ゲーミングPC/周辺機器のRazerが、中国のEVメーカーNIOとのコラボによる電動SUV、NIO ES6 Night Explorer Limited Editionを発表しました。88台限定で、価格は46万7800元(約720万円)。人気のSUV、しかも電気自動車ということで価格は高級車のそれそのものですが、 近年の海外eSportsの賞金額を考えれば、トッププレイヤーならこれぐらいの車はすぐに購入できてしまいそうです。

しかもこの車、ただRazerのカラーリングを施しただけでなく、Razer製品が搭載するカラーイルミネーション、Chroma LEDを搭載、さらにHueスマートライト、THX Spatial Audioと言った特別装備によって、ものにこだわるゲーマーたちも満足の仕上がりとなっているとのこと。

自動車としても、最大出力544hpのハイパワーで、0-100km/h加速は4.7秒を記録する高性能車。テスラのEVのように車載ディスプレイでゲームをする機能はないものの、そこはゲーマー自らが時運にあった機材を持ち込んでアレンジすれば良いところと言えるでしょう。

この車はRazerとNIOの継続的なパートナーシップの第1弾とされ、将来的にはさらにコラボ製品が増えていく可能性があります。

イーロン・マスクのラスベガスループ、安全と納期は大丈夫?

The Boring Company
いまや新交通システム企業となっているイーロン・マスクのThe Boring Companyは、現在ラスベガス・コンベンション・センターの地下を横切る3本のトンネルの掘削を準備中です。このトンネルはLVCCループと呼ばれる新たな交通システムになる予定で、1本は歩行者用、2本は乗客を乗せて走るライド用のトンネルで構成され、計画では2021年1月のCESに間に合うように工事が進められる予定です。しかし、このトンネルが隣接するラスベガス・モノレールの支柱のそばを通過することから、工事の精度如何によっては従来の交通機関の方が一時閉鎖などの影響を受ける可能性があるかもしれません。

ラスベガスコンベンションセンターは広い敷地をもつ複合施設になっており多数のホールによって約320万平方フィートの展示スペースが用意されます。そして120万平方フィートの敷地を追加するフェイズ2と呼ばれる拡張工事が2023年に開始される予定であり、この広大な敷地内を移動するための交通機関としてイーロンマスクのLVCCループがいくつかの候補の中から選ばれました。

ただ、テスラ担当者によるとLVCCループのライドには少なくとも運転手もしくはオペレーターが付く予定で、The Boring Companyが当初示した「The Loop」のように完全に無人で走行するわけではないとのこと。計画の全容は明らかではないものの、たとえばただトンネル内をテスラ製EVが往復するだけだとしたら、地上のシャトルバスのほうがはるかにコスト面でも安く上がったなんてことにもなりかねず、最終的にどうなるかは少し気になるところです。

CBSが『地球に落ちてきた男』をリメイクへ

Michael Ochs Archives/Getty Images
1976年にデビッド・ボウイ主演で公開されたSF映画『地球に落ちてきた男』が、CBS All Accessによってテレビドラマ化されることになりました。そのストーリーには大きな変更はなく、オリジナルに沿ったもの でありつつ現代の世界にあわせた内容になるとされます。

まだキャスティングなどの情報は出ていないものの『スタートレック:ディスカバリー』をはじめ近年はスタートレック関連の仕事に携わってきたAlex Kurtzmanが、Jenny Lumetが製作総指揮で関わり、Kurtzmanはメガホンも取ります。

2人はいまから12年前、スティーブ・ジョブズがiPhoneを紹介してその後の世界を一変させたことを例えに、ジョブズが宇宙人だったらと考え、それが『地球に落ちてきた男』をリメイクするアイデアに発展したと述べました。そして、ボウイが演じた異星人は、新たなストーリーではジョブズ、ジェフ・ベゾス、イーロン・マスクなど過去数十年に技術革新を生み出した人々のように描かれることになりそうです。

 
 

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