FileMaker、社名を昔の「Claris」に回帰。データベース主軸から多角化へ

ワークフロー技術のスタートアップStamplay買収も発表

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年08月7日, 午後 01:40 in apple
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Claris
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アップル子会社の米FileMakerは、社名を「Claris International Inc.」に変更したことを発表しました。フロリダ州オーランドで開催中の「FileMaker 開発者会議(DevCon)」にて発表されたもので、かつての社名「Claris」が復活したことになります。

また、社名変更に加えてイタリアのスタートアップStamplayの買収も発表。その技術を活用し、ワークフローを自動化する新サービス「Claris Connect」の提供をまもなく開始するとのことです。FileMakerは1986年、Claris Corporationという社名でアップル本社から独立。Claris WorksやClaris ImpactなどのMac用ソフトウェアの開発・販売を行っていましたが、1998年にFileMakerシリーズとホームページPro以外のソフトウェアをアップルに移管し、最重要製品に焦点を絞るために社名をFileMaker,Incと改めていました。

Clarisに社名を戻したことは、Claris Worksほかの生産性向上アプリを復活させる意図ではなく、主に上記のClaris Connect立ち上げのため。そこで謳われたワークフロー技術とは、FileMakerやDropbox、Slackなどの様々なクラウドサービスを統合できるもの。米TechCrunchのBrad Freitag(ブラッド・フライターグ)CEOインタビューでは、FileMaker中心から事業を多角化する上で(FileMakerに限られない)別のブランドが必要になったと語られています。

(旧)FileMake社は5万件以上の利用法人数と100万人以上のエンドユーザー数を持つまでに成長し、過去20年以上にわたって黒字を維持してきたと述べています。これまではアップルの影に隠れがちだった同社ですが、Freitag氏はデータベースやワークフロー自動化サービスのほか、IoTソリューションやARアプリケーションの可能性も考えていると語っています。

そうした事業多角化を進める上で、社名をデータベースのイメージに縛られない「Claris」へと先祖返りさせたことは、興味深い試みと言えそうです。
 
 

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関連キーワード: apple, claris, database, filemaker, workflow
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