一部のSurface Pro 6とSurfacebook 2で、CPUの動作クロックが400MHzに制限される不具合が発生しているようです。この不具合、8月1日にリリースされたファームウェアアップデートが原因とみられています。
テック系メディアTechRepublicによると、この不具合は、BD PROCHOTの誤動作によって引き起こされているとのこと。BD PROCHOTは、システムに負荷がかかった際にCPUを加熱から保護するため、動作クロックを下げる安全機構です。
ドックや充電器を外すと解決したとの報告もありますが、再起動しても回復しなかったユーザーもいるなど、明確な回避策はないようです。
MicorosoftはTechRepublicに対し、ファームウェア更新を通じて迅速に対応するよう取り組んでいるとしていますが、根本的な解決は今しばらく待つ必要がありそうです。
なお、Surface関連の不具合はこれが初めてというわけではなく、直近ではWindows 10 May 2019 UpdateによりdGPUが使えなくなる不具合が発生。また、2017年には、米コンシューマーレポートから推奨ステータスを剥奪(のちに復帰)するということもありました。
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Microsoft製品だから不具合が少ないとは言い切れない状態ですが、ともあれ、今回の不具合も早期に解決するのを期待したいところです。